7月22日(金)公開の映画『ゴーストブック おばけずかん』の主人公を『万引き家族』や『約束のネバーランド』で好演した城桧吏(じょう・かいり、15歳)が主人公を演じています。
友だち思いの主人公・一樹を演じるのは城桧吏。太一役が柴崎楓雅(しばざき・ふうが)、サニー役はサニーマックレンドン、一樹がひそかに思いを寄せる同級生が吉村文香(よしむら・あやか)です。
子どもたちと一緒に冒険をする担任の先生を新垣結衣、物語の鍵を握る謎の古本屋店主を神木隆之介が演じています。
監督は『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『STAND BY ME ドラえもん』などで知られるVFXの第一人者、山崎貴(やまざき・たかし)です。脚本は、原作の世界観をもとに山崎監督がオリジナルで書き下ろしました。
山崎監督は「まずオーディションを重ねてメインキャラクターとなる子どもたち4人を選ぶのが最初の大事な仕事でした」と振り返っています。一樹役の城の演じぶりを見て、頼もしく感じたそうです。
「初めは楽しい現場に来ているという雰囲気だったのが、撮影が進むにつれて自覚が芽生えていく感じがありました。自分がこの作品を背負っていかなければという気持ちが演技にも表れていて、役柄に重なるように成長しました」(山崎監督)
担任役の新垣とは『BALLAD 名もなき恋のうた』以来で、山崎監督は「今まで出演したコメディーで先輩の俳優から吸収してきたものがすごく大きかったのでは。間のとり方やつっこみのタイミングなど、上手になったと感じます。いるだけで世界のつやが上がる、パワーを持った人」と印象の変化を語りました。
怪しげな古本屋の店主に扮する神木については「不思議な役を演じて様になる力はすごい。普通はコスプレになってしまうところを実際にいそうだなという人物に引き上げてくれた」と称えました。