明石市長に殺害予告メール「自作銃作った 辞職しないと、強硬手段に」泉市長「正直怖い」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

明石市長に殺害予告メール「自作銃作った 辞職しないと、強硬手段に」泉市長「正直怖い」

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 兵庫県明石市の泉房穂市長宛てに「辞職しないと強硬手段にでる 自作銃で撃って殺す」などと殺害を予告する脅迫メールが届いていたことが、27日わかった。

泉房穂・明石市長宛てに届いた殺害予告メールの一部(明石市提供)

 明石市によると、メールは「(泉市長に対して)飲酒運転や当て逃げ、あおり運転をやる犯罪者だ。大人しく辞職しろ。さっさと辞職しないとこっちも強硬手段にでる。(安倍元首相銃撃事件の容疑者名を挙げて)この事件を参考にして自作銃を作った。こいつで頭や胸を何発も撃って殺す。8月末までに考え(辞職)を決めてくれ」という趣旨。泉市長によると、2011年の市長就任以降、車の運転をしておらず、内容的には身に覚えがないという。

「正直、怖さを感じる」会見する泉房穂・明石市長<2022年7月27日午前 明石市役所>

 泉市長は同日午前に会見を開き、「私ははっきりものを言うタイプ。国に対する提言や、タブーに対する私見など、積極的にツイッターでの情報発信をしており、怪文書や自宅ポストへの抗議文の投函など、一定程度のリスクがあったのは事実。周囲からも派手な発言を控えるように、との助言もあった。しかし『辞職しないと強硬手段にでる 銃を作った こいつで何発も撃って殺す』という内容は、単なる抗議や批判のレベルではない」と困惑の表情を見せた。2021年12月に始めた泉市長のツイッターのフォロワーは、30万人を超えている。

 脅迫メールは26日午前、兵庫県内の自治体の問い合わせフォームを通じて届いた。この自治体から兵庫県警に連絡があり、同日夕、明石市に連絡が入った。すでに泉市長への周辺警護が始まっており、今後、必要に応じて脅迫容疑での被害届や刑事告訴も検討する。この時点で、送信者と思われるフルネーム、メールアドレスは判明しており、実在するのかを含めて兵庫県警は捜査を本格化させる。この件に関しては、泉市長が27日午前、自身のツイッターに「昨夜(26日)、あることがあったことの連絡があった(原文のまま)」と書き込んだ。

 泉市長は、東京・世田谷区の自宅前で2002年、男に刺されて死亡した石井紘基・民主党衆議院議員の秘書も務めた。そのことも踏まえ、「安倍元首相銃撃事件があっての今回の脅迫メール、とらえ方はこれまでと大きく違う。具体的に自作銃を作ったと記すようなところはリアリティーもあり、『そんな銃が作れるのか』との疑問も含めて、正直怖さを感じる。しかも期限を区切って辞職まで求めるというのは、愉快犯とも受け取れる内容だが、捜査機関には真摯に協力したい」と話した。

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