長谷川貴・薬物銃器対策課長は、長年にわたり薬物の密売組織の捜査に関わり、2016年にはイラン人を中心とした大規模密売グループの検挙に携わった。しかし今では密売の手口が異なり、検挙者の低年齢化(10代が増加)が急速に進んでいると感じるという。
そのうえで「大麻が簡単に手に入る時代になってしまった。最も懸念されるのは、『大麻は身体に害はない』などといった誤った情報が急激に拡大していること。大麻は,脳や身体に重大な影響を与える違法な薬物で、『ゲートウェイ・ドラッグ』と言われるぐらい、覚せい剤やコカインなど強い依存性や副作用のあり、危険性が極めて高い薬物の使用につながるきっかけとなっている。密売の背後にある暴力団や、サイバー空間の脅威などに対して、あらゆる手段を使い、徹底的な実態解明と検挙に結び付けたい」と話した。
「ゲートウェイ・ドラッグ」大麻密売・乱用にSTOP!警察犬も戦力に 兵庫県警
2022/08/02