林歳彦氏(会社経営者・環境活動家)と、フリーアナウンサーの田中大貴(元フジテレビアナウンサー)がパーソナリティーを務めるラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』。2022年8月1日放送回に、車の買取・販売を行う「ユーポス」の洲本インター店を運営する、株式会社クロスリンク代表取締役・井上浩司郎さんがゲストとして登場。淡路島のクルマ事情や、移住して実感した淡路島の魅力を語った。
昨年3月に脱サラし、今年4月に「ユーポス洲本インター店」を立ち上げた井上さんは、車買取販売事業だけでなく、自動車整備士、損害保険の資格などを持つ。今年6月で44歳になったクルマまわりのスペシャリストは、淡路島の環境のよさに惚れこみ、新店舗を構えたという。
「最初は個人的な興味で(淡路島へ)行ってみたんです。そしたら料理はおいしいし、空気がゆったりしているし、人は温かいし、自然も豊か。そんな環境に惚れて移住を決めました。車社会でもある淡路島で、いろいろと何かしらできたら面白いかなと思ったので」
オープンから3か月、実際に肌で感じた淡路島の“クルマ事情”について、井上さんはこう語る。
「淡路島のクルマ事情でおもしろいなと思ったのは、1人で1台、2台、3台と車を持っている人が多いということ。大半の人は普段使い用に軽トラックや軽自動車を持っていながら、もう1台、『アルファード』などのいい車(高級車)を持っているんです。基本的には軽自動車の方が需要が高いんですが、今後は軽自動車の販売を通してお客様と信頼関係を築き、大きな車・いい車の購入も当店で検討してもらいたいですね」
また、実際に淡路島に移住して感じた“島の魅力”について、井上さんは「想像以上に島の人が温かかった」ことを挙げる。
「ふらっとお店に来て『元気?』って声をかけてくれたり、そのままちょっと雑談したり、人とのつながりが濃いんですよね。僕が気持ちを伝えると全面的に受け止めてくれますし、手助けしてくださる方もすぐにできて、とにかく人が温かいです」
人の温かさだけでなく、おいしい食材がたくさんあることも淡路島の魅力だと話す井上さん。全国的に有名な玉ねぎのほか、野菜や魚介、肉など「何でもおいしいです」と、島の幸を堪能しているよう。今は単身赴任だが、今後は大阪に住む家族を呼び寄せるという。
新しい土地で新しい店舗の運営を任される、そんな“挑戦”の最中にいる井上さんだが、中古車の買取販売業界に感じる醍醐味については、「人のライフスタイルに入り込めること」だと明かす。
「単純な『売った・買った』で終わらないんです。どんなに安い車でも10万円はしますし、決して安くはない買い物なので、人のライフスタイルに影響を与えますよね。例えば月50万円稼ぐ人が10万円の車を買うと、月収の5分の1を占める大きな買い物になる。買うものの額が大きいと自然と(売り手と買い手の)つながりも密接になって、信頼を得ることが大事になりますよね。そしてお客様から信頼を得られると、クルマ以外のことでもお話できる機会が増えて、結果的に人のライフスタイルに関わることができる。そんな所に魅力を感じています」
最後に井上さんは「唐突にお店がオープンして『何だ?』と思っている方もいると思いますが、私自身、身も心もどっぷりと島民になるつもりで移住してきました。今後は、車を通じて人とのつながりを広げ、『ユーポス洲本インター店』が街のコミュニティースポットになればと考えています。決定的な地域密着店として、車はもちろん、車以外のことでも皆さまの力になっていきたいです」と、意気込みを語っていた。