宝塚歌劇団OGで元星組トップスターの紅ゆずるが、8月15日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西、月曜午後8時〜)に出演。9月に上演予定の主演舞台「アンタッチャブル・ビューティー~浪花探偵狂騒曲~」への思いや、退団後に開いた新境地について明かした。
地元での“凱旋”舞台となる「アンタッチャブル・ビューティー~浪花探偵狂騒曲~」の上演を9月17日(土)~25日(日)に控えている紅。もともと2021年4月の上演を予定していたが、新型コロナウイルスの影響により中止となっていた。約1年半越しとなる今秋、同キャストでの上演が発表され、ファンはもちろん紅自身もその幕が開くのを心待ちにしていると語った。
「今のご時世、中止となった舞台が必ずしも再演するとは限らない。だからこそありがたいです」と言葉にした紅は、舞台に立てる喜びをあらためて感じている様子。
大阪の小さな商店街を舞台にした本作は、ポスターやチラシのビジュアルからも伝わる通り、紅のコメディエンヌっぷりが輝くハートフルコメディ。三田村邦彦のほか、吉本新喜劇の座長を務めた内場勝則や松竹新喜劇の劇団員など、紅も「大阪人なら誰もが知っているスーパーヒーロー」と評する面々が共演者として登場する。
今年で芸能活動20周年を迎えた紅。5月に開催されたディナーショー「紅ゆずる~The Birth~」では、宝塚の先輩でもある俳優の黒木瞳が演出を手がけ、「The Birth=誕生」というタイトルの通り、俳優としての新たな一面を見せてくれた。
ディナーショーでは、作詞のほかにも楽曲や衣装の選定など、ショーにまつわるすべての演出を黒木が担ったそう。在団中の楽曲は1曲のみとし、新境地開拓とも言えるショーだったが、「男役(のイメージ)を無理矢理抜かなければいけない、とは思っていないんです」と、朗らかに話す紅。
「自然体でいいかな」と、リラックスした様子で語り、これまでのタカラジェンヌのイメージにない「おもしろさ」も追求しようと思っていると明かした。ポジティブではつらつとした笑顔をみせる紅の姿に、パーソナリティの小山乃里子も笑い声をあげ、大いに盛り上がった。
舞台「アンタッチャブル・ビューティー~浪花探偵狂騒曲~」は9月17日(土)〜25日(日)、大阪松竹座での上演を予定している。
ラジオ関西『ビバ!タカラジェンヌ』
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