厳しい競争社会と言えるプロ野球だが、そのステータスの高さゆえに、久保投手はそれが当然のことだと、次のように続ける。
「『プロって大変でしょ』と言われるんですが、選手たちは覚悟してプロ野球界に入っているはずなので『こんなもんでしょ』とは思いますね。大変な分、収入や注目度も高いし、それなりのストレスに見合うものや価値を求めてプロ入りしていると思うので、その大変さも受け入れないといけない。受け入れられないなら、やめればいいだけ。プロ野球選手になりたい人はたくさんいるので、代わってあげればいい。それだけの話なんじゃないでしょうか。厳しいと思う人もいるでしょうが、(プロ野球界の)大変さを受け止めて自分がどうしたいのか考える必要はありますよね。もし自分には厳しいなと思えば、別の業界へ行ったりすればいいこと。人生の1つの選択として、自分がやりたい方向でやればいいと思います」
ズバリと語る久保投手の話に、「もうごもっともで……何も言えないですよね。おっしゃる通り!」と、かみじょうも納得の様子。久保投手は「たぶん、面と向かって言うと、みんな『厳しい』と捉える方が多いと思うんですが、実際そうなので。やっぱり(現状を)受け止めて、自分がどうしたいか、しがみついてでもやっていきたいのか、それとも厳しすぎるんで別の仕事を探しますとなるのか。それはそれで自分の人生の選択なので、どっちでもいいと思うんですよ。自分がやりたい方法でやっていけばいいと思うので」と持論を展開していた。
最後に、久保投手は「いつまで現役でプレーしてくれますか?」という田中アナの質問に対して「特に決めてないです」と回答したうえで、「『野球辞めます』と言っても、次の年にはやりたくなるかもしれないので、そのときには(野球を)やればいいと思っています。辞めたくなったり、やりたくなったり、人間ってそういうものだと思うので、僕はその素直な心に従って、やりたいときにやって、飽きたときにはやめたいと思うので」と、独自の歩みを続ける久保投手らしい言葉で締めくくっていた。