吉本興業のお笑いコンビ「紅しょうが」(稲田美紀・熊元プロレス)が火曜パーソナリティを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後2時30分~)で、リスナーから「イタいライン・メッセージ」というテーマでメッセージを募集。別れた恋人からのモヤッとするメッセージからおじさん構文まで、さまざまなエピソードが紹介された。
はじめに紹介されたのは、30代の男性リスナーから届いた「あゆに憧れすぎている女性」からのメールに関するエピソード。浜崎あゆみが大流行していたころ、見た目や話し方、飼っている犬まであゆに寄せていたという女性とメールのやりとりをしていたという男性。
彼女からのメールの文末には必ず「‘MARIA’ 愛すべき人がいて」「今日のうれしかった顔、悲しかった顔」というあゆの歌詞を引用した定型文が添えられ、さらに、あゆを意識した自撮りの写メが添付されていることもあったという。衝撃的なメッセージではあるものの、当時のあゆ人気は凄まじかったそうで、ちょうど世代だったという稲田は「声とファッションはみんな寄せたことがあるのでは?」と理解を示した。
続いて紹介されたのは、女性リスナーから届いた交際相手とのエピソード。当時交際していた彼から「ぼへー」という文字だけのメールが届くことが何度もあったため「どういう意味?」と尋ねると「愛してるって意味」と回答があったという。このリスナーは、この出来事から彼を気持ち悪いと感じるようになり、その後別れを切り出したという。現在でも「ぼ」と「へ」の文字が続く文章を見るのがトラウマになっている、とメッセージは締めくくられていた。
また、元彼から「夢に君が出てきたのでラインしてみました。元気ですか?」という、どうでもいい報告メッセージが届いたというリスナーも。とっくに冷めていたというこのリスナーは、「近況はツイッターに書いているので、そちらを見てください」と冷たくあしらったという。
稲田は「夢の話はほんまにどうでもいい。誰もうれしくないし、絶対に言わんほうがいい」と切り捨てたが、熊元は付き合う前の期間ならアピールの一環として許容できるという。ただし、異性が出てくる夢というものは必ずエッチな内容なので、そこも含めて相手に伝えるかどうかは検討が必要だと持論を展開した。
“おじさんキラー”の異名を持ち、数々のおじさんと連絡先を交換している稲田によると、お盆明けのこの時期は、帰省や夏休みの旅行などで地方に出かけたおじさんから、地元の花火大会などの動画付きメッセージが届く機会が増えるという。おじさんはラインやメッセージのやりとりが好きな生き物だそうで、ひとたびメッセージを返すと長くなるため、あまり反応しないようにしているそうだ。ただし、「おじさんも言われっぱなしで可哀想やねんで!」とフォローを入れていた。
※ラジオ関西『Clip火曜日』2022年8月16日放送回より