宝塚歌劇団月組の鳳月杏 14年ぶり2度目の出演『グレート・ギャツビー』で実感する日々の進化 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

宝塚歌劇団月組の鳳月杏 14年ぶり2度目の出演『グレート・ギャツビー』で実感する日々の進化

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 宝塚歌劇団月組の鳳月杏が、8月29日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西、月曜午後8時〜)に出演。約14年ぶり2度目の出演となる「三井住友VISAカード ミュージカル『グレート・ギャツビー』」について、前回との違いや役づくりについて語った。

 期間中2度の休演を経て、8月22日(月)に幕を下ろすことのできた本公演。無事千秋楽を迎えた今、万感の思いを胸に「無事に再開できて、舞台上から皆さまのお顔を見られて安心しました」と、しみじみと言葉にした鳳月。

 本作は、1991年の雪組での初演から数えて3度目の上演となり、2008年の月組公演には当時研究科生だった鳳月も出演していたそう。前回の出演から約14年の月日が経ち、「その当時には理解できなかった本(物語)の中身が、改めてわかったような気がして面白いです」と話し、自身の成長を実感している様子が伝わってきた。

 今回鳳月が演じたのは、トップ娘役の海乃美月演じるデイジー・ブキャナンの夫である、トム・ブキャナン。お金持ちで浮気性の男性を演じることに対し、当初はハードルの高さを感じていたという。「男役としてかっこよくありながらも、役としては短所や欠点が際立つので、その2点を両立するのは難しいなと思っていました」と、役に真摯に向き合うがゆえの苦悩を明かした。

 役づくりについて、パーソナリティーの小山乃里子に尋ねられると、「普通に生きている彼の、“普通さ”や“悪気のなさ”を演じるのが難しかった」とコメント。しかし、脚本・演出を務める小池修一郎との稽古のなかで、「悪役らしく演じるというよりは、“悪気がないところが恐ろしい”という点を意識した方がいいのだと気づいた」と、話してくれた。

 演じるごとに「こういう気持ちって面白いな」「こんな気持ちは初めて感じたな」と、気づきがあるという鳳月。9月に控えている東京宝塚劇場公演でも、日々進化する鳳月から目が離せない。

 月組東京宝塚劇場公演は、9月10日(土)~10月9日(日)までの上演を予定。さらに11〜12月には、大阪・梅田などで上演される「ミュージカル・ロマンティコ『ELPIDIO(エルピディイオ)』~希望という名の男~」への出演も決定している。

ラジオ関西『ビバ!タカラジェンヌ』
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ビバ!タカラジェンヌ|ラジオ関西|2022/08/29/月 20:00-20:30

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