教員免許なしで約4か月間勤務…伊丹市立中の臨時講師、任用が無効に 生徒の履修は認定 兵庫県教委 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

教員免許なしで約4か月間勤務…伊丹市立中の臨時講師、任用が無効に 生徒の履修は認定 兵庫県教委

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 伊丹市立中学校で、2022年4月からの約4か月間、教員免許を持っていない20代の男性講師が授業や部活動の指導をしていたことがわかった。県教育委員会が31日会見し、明らかにしたもので、この男性は、原則個人で行う必要がある教員免許状の申請をしていなかった。

 県と伊丹市の教育委員会は、本来は正式な書類ではない、「教員免許状取得見込証明書」(大学が発行)によって男性が教員免許状を持っていると誤って認識し、2022年4月1日付けで採用したが、その後の確認をしなかった。臨時講師の任期を更新する際に発覚し、男性講師の採用は遡って無効となったが、授業や指導は他の教員と遜色なかったと校長や市教委が判断し、生徒は授業を履修したものと認められた。

 男性講師は、改めて県教委に教員免許状を申請し、29日付けで発行されていて、引き続きこの中学校に臨時講師として勤務する予定だという。県教委は、今年度採用された臨時講師を中心に、教員免許状を持っているかどうか約2万件を調べたが、免許がなかったのは、この男性講師だけだった。

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