再整備が進められる神戸・三宮で、2020(令和2)年4月にリニューアルオープンしたのが、屋外広場「三宮プラッツ」だ。ここでは日々、多彩なイベントが開催され、街行く人々が気軽に訪れて楽しめる憩いの場となっている。
「三宮プラッツ」は、三宮と元町の間、旧居留地の中心に位置し、三宮中央通りに隣接している半地下空間のまちなか広場。神戸三宮・都心再整備の一環として、都心の要所に位置する新たな魅力スポットとなるようにとリニューアルされた。温かみのある木の階段ベンチは、ゆったりと読書や待ち合わせの場所として使用できるほか、目印となる屋根は万華鏡のようなミラールーフ屋根になっており、遠目からもわかりやすいシンボリックなデザインが施されている。広場で行われる様々な催しが鏡面仕上げになった屋根にも映し出され、夜には照明が反射し、万華鏡のように拡散されるイメージになっている。
広場は、夜間の午後11時までライトアップされ、明るく安心して待ち合わせなどに使用できるのも特長の1つ。8月から9月にかけては「毎日何かが行われている空間」を目指し、ほぼ毎日イベントを開催している。内容は、ストリートライブやDJなどの音楽イベント、ダンス、アート、マルシェ、ワークショップなど多岐にわたる。地下空間のため独特な音の響きが演者や観客にも好評で、10月以降もフラダンスのイベントなどが行われるという。
9月は毎週月曜にDJやライブ演奏と露店のマルシェでフードやドリンクを楽しめるイベント「浮島アルカディア」、毎週水曜と金曜には神戸のミュージシャンによるストリートライブ「Busk in KOBE」をそれぞれ開催予定。 9月10日に行われるイベント「大人の児童館」は、プロジェクターで投影した星や実際の夜空を見ながら、中秋の名月を楽しむという内容になっている。9月13日(火)、10月10日(月)には神戸でクラフトビールなどを提供する店舗が集まりビールやフードを楽しめる「プラッツクラフトビアガーデン」も登場する。(※雨天・荒天の場合は中止となるイベントもあり)
今年8月からは、街のにぎわいづくりにつながるなどコンセプトに合った内容であれば、利用料が無料になり、ますます広場を使いやすくなった、三宮プラッツ。同広場の運営を担当する市橋英紀さんは「いろいろな人が行き交う場所なので、みなさんの自分らしさを表現していただき、たくさんの可能性を作れる場所になれば。少しずつ広場を知って、立ち寄る人も増えてきている。歩いてわくわくするような、街中の癒しスポットになってほしい。広場をイベントで利用したいという方もぜひ気軽に問い合わせてほしい」と話している。
※ラジオ関西『サンデー神戸』2022年9月4日放送回より
◆三宮プラッツ
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