ほかにも、「付き合っていた当時から、私のことを名字で呼んでいる奥さん。距離感があってさみしい気もするのですが、我慢しています」と、結婚前から変わらない方もいるようです。
さらに、夫婦間の呼び方については、本人同士の呼び方以外にも、「妻」「嫁」「奥さん」など、他者に配偶者のことを話すときの呼び方もさまざまです。
近年では、芸能人や企業の公式SNSアカウントが、女性の配偶者を「嫁」と呼んだことで炎上したり、企業が謝罪する事態に追い込まれることもありました。本人同士が納得しているのであれば問題がないようにも思いますが、ジェンダー意識の高まりもあり、呼び方に違和感を持つ人も少なくないようです。
時代の変化もあり、以前はスタンダードであった「主人」「家内」という呼び方も、現代では「夫」「妻」の方がフラットな表現として浸透しつつあります。
このことについて、近藤は「気軽な友人同士では、『妻』は堅苦しく感じる。私は『俺の嫁』と呼ばれたい。『家内』も少し古い感じはするけど、全然いい! 話す相手によって呼び方を変えればいい」と、持論を展開しました。
確かに、夫婦間で納得していたり、友人との会話であればそこまで気にする必要はないかもしれません。しかし、職場やあまり親しくない人と話す場合は、『対等でない呼び方』だと抵抗を感じる人もいるかもしれないため、注意を払う必要がありそうです。とはいえ、何よりも大切なのは相手に対する思いやりなので、会話をしている相手がどのように感じるのか、を大事にしたいものですね。
※ラジオ関西『Clip月曜日』2022年8月29日放送回より