6月上旬、物置きを片付けていたところ、どの植物のものかは分からない謎の種らしきものが数粒見つかりまして……。よくよく見てみたところ、大きさは約5ミリほどあり、ぺちゃんこで白っぽい涙のしずくのような形をしているのです。
これらを発見してすぐに好奇心レーダーがマックスになりまして、「よし、育ててみよう」と決心（笑）。
即座に決心したのにはワケがありまして……。実は、「以前いただいたメロンの種の形に似ているのでは!?」と、この種の形に見覚えがあったのです。そして、「あの甘くておいしいメロンができるのでは…？」と想像してほくそ笑むような気持ちがあり、育てることを決心したというわけです（笑）。
植物ポットに種をまいてみたところ、しばらくすると芽を出しました。
その後プランターに植え替えると、順調にグングンと成長。葉っぱや茎にはザラザラとした硬い毛のようなものが生え、さらに茎からはツル状のものが伸びてきました。そのツルはやがて棒にクルクルと巻きつき、そのうち黄色い花を咲かせました。
「メロン！ メロン！」と高鳴る胸のリズムはどんどんテンポが上がっていくようでした。しかし、成長した実は……。
深緑色をした表面はツルッとしており、形は少し大きめのシシトウのような、あるいはピーマンのような。なんだかちょっとずんぐりとした、なかなかの重みがある物体でした。
