宝塚歌劇団宙組の瑠風輝が、9月5日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西、月曜午後8時〜)に出演。宝塚大劇場で上演中の「TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』」「ファッシーノ・モストラーレ『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』-心のままに-」について、役作りのこだわりと自身の見どころを語った。
ドラマや映画でシリーズ化される「HiGH&LOW」のPREQUEL-前日譚-を舞台化した本作。観劇したパーソナリティーの小山乃里子は、「帰るときにはスカッとした!」と評した。ケンカのシーンが多数ある作品で、瑠風は稽古中から原作の再現率を高めることを意識して役作りに取り組んだそう。幕が開いてからも「お衣装に負けないよう、表情も作り込んで演じています」と、人気映像作品を舞台劇とするうえでの信念を明かした。
瑠風が演じるのは、【達磨一家】と呼ばれるチームのリーダーである日向紀久。舞台上では、「視線だったり勢いだったり、チームみんなのついてきてくれるパワーをすごく感じるので、何も心配せず真ん中に立てています」と、共演者同士の強い結束力に支えられているという。
「演じていて楽しい?」という小山の問いかけに、「楽しいです!」と即答した瑠風。チームの“色”を表現するため、ケンカシーンの殺陣はほかとの違いを出した。「ヤンキー」の本気の殴り合いを表現していることもあり、立ち回りは非常にハードなようで、「歌や踊りよりも、立ち回りのシーンが1番疲れるかもしれません」と漏らすほど。原作を忠実に再現すべく、稽古期間を経た今でも日々努力を重ねていることがうかがえた。
「『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』-心のままに-」は、イタリア各地を巡るショー作品で、宙組生全員が登場するプロローグがお気に入りだという瑠風。「皆さんの心のなかで起こる“静かなどよめき”が伝わる」とコメントし、観客のリアクションを肌で感じながら演じる喜びがあふれ出ていた。
自身の見どころとしては、3番手スターの桜木みなとをゴンドラに乗せるゴンドリエーレのシーンを挙げた瑠風。「宝塚大劇場で1人であんなに歌わせてもらえるのは初めて」と明かし、「気持ちよく歌わせてもらっていて楽しいです」と語った。
宙組宝塚大劇場公演は、9月26日(月)まで。東京宝塚劇場では10月15日(土)~11月20日(日)の上演が予定されている。
ラジオ関西『ビバ!タカラジェンヌ』
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