暴力組織の一員として警察官がもぐりこむ、アンダーグラウンドの世界を描いた映画『ヘルドッグス』 が、9月16日(金)に全国の映画館で公開されます。
警察官の出月(岡田准一)は強盗殺人事件で愛する人を殺され、彼女を守ることができなかったのを悔やんで復讐を決意します。事件に関わった人物を一人ずつ追い詰めて、ついに主犯の男を闇に葬りました。
警視庁組織犯罪対策部捜査隊班長の阿内(酒向芳)は、トラウマを抱え正義を捨てた出月をスカウトし、関東最大の広域暴力団・東鞘会(とうしょうかい)に組員としてもぐりこみ、潜入捜査するよう命じます。
出月は「兼高」と名前を変えて、東鞘会七代目会長・十朱(MIYAVI)が率いる精鋭部隊“ヘル・ドッグス”の一員として十朱が持つ秘密ファイルを奪うミッションに挑みます。
ヘル・ドッグスのメンバーには、組織で一番危険なサイコパスだという室岡(坂口健太郎)がいて、警察の事前調査によると兼高と室岡の相性は98パーセントです。
1年後、二人は互いになくてはならない存在となり、最強の狂犬コンビとして東鞘会神津組で力をつけていきます。
神津組組長・土岐(北村一輝)が二人を推薦し、兼高と室岡は十朱会長の警護を任されます。
こうして集めた情報を、兼高は定期的に阿内へ報告します。怪しまれるのを警戒し、リラクゼーションサロンのマッサージ師・典子(大竹しのぶ)を通じて連絡する方法をとりました。
こうした中、神津組若頭の三神(金田哲)が、兼高は警察官かも知れないと気づきます……。
原作は深町秋生の「ヘルドッグス 地獄の犬たち」で、これをベースにして原田眞人監督が映画としてオリジナルの設定を加えました。