自分ではずっと当たり前だと思っていた家族の習慣でも、周りの人から指摘されたり、驚かれることで「これってウチだけなの!?」と気づかされることはありませんか?
シンガーソングライターの近藤夏子と春名優輝アナウンサー(ラジオ関西)が月曜パーソナリティを務めるラジオ番組『Clip』(月-木、午後2時30分~)では、そんな「わが家のルール」について話しました。
寄せられたメールのなかで多かったのは、お風呂に関するルール。あるリスナーの家庭では、父親が最後に入ることがルールになっているのだそう。
そこには、「もともと父が仕事をしているときに帰りが遅かったので自然とそうなったのですが、リタイアしたあともなぜか最後にしか入りたがりません」というメッセージが。さらに、「自分がたまに仕事の用事で実家に泊まるときも父親が最後なので、なんとか早く帰れるようにと謎のプレッシャーを感じています。気にせず入るように何度も言っているのですが、一向に先に入ってくれません」と、独自ルールによる弊害が発生している事実がつづられていた。
ほかにも「最後にお風呂に入った人が風呂場を洗わなければいけない」「体を洗うタオルは使わず手で洗う」「外出先から帰って来たら、まずお風呂に入らないと晩ごはんが食べられない」など、お風呂に関するルールが特に多いことがわかった。
お風呂以外のルールでは、「家族以外へのお土産は普通に買いますが、家族へのお土産は『お金の無駄づかい』とされ、買わないルールがあります」という、一見やさしさから生まれたルールに思われるものも。しかし、「そのせいで、修学旅行などで親からもらえるおこづかいは、家族分のお土産代を差し引いて、学校で決められた額より1000円少なかった思い出があります」という、悲しい思い出が記されていた。
また、子供のころに決められたルールがある家庭も。「子供のころ『ゲームをするときは上品な言葉づかいをすること』と決められていました。熱中してくると僕も兄も言葉が荒くなってくるので、このルールが作られました」という。「うっかり『クッソー』とか『覚えとけよ!』と荒い言葉づかいをしようものなら、母がすぐにリセットボタンを押しに来ました」と、家庭内ルールは徹底されていたようだ。
また、「母親が昔、『中ぐらいのゴキブリが出た!』というのを『中学生ぐらいのゴキブリが出た!』と言い間違えたことがあって、それが面白かったので、わが家ではゴキブリのことを中学生と呼んでいます」と、家族だけに通じる言葉があるという心温まるエピソードも寄せられた。
ほかにも「父親がテレビのチャンネル権を持つ」「テレビを観ながら食事をしてはいけない」など、家族で決めたり、気づけばルールになっていたということもありそうだ。
家族と仲良く、お互いが気分よく過ごすためにルールをつくることも必要ですが、ルールに縛られすぎてしまうと逆に疲れてしまうこともあるかもしれません。みなさんの家庭では、変わったルールはありますか?
※ラジオ関西『Clip月曜日』2022年9月12日放送回より