シンガーソングライターの川嶋あいがパーソナリティを務めるラジオ番組『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(ラジオ関西、毎月第1・2週日曜午後5時〜)。9月11日の放送では、前週に引き続き、シンガーソングライターの岡村孝子さんがゲストに登場。今年でデビュー40周年を迎えた岡村さんの楽曲づくりにまつわるトークや、楽曲に込めた思いを明かした。
1982年に現役大学生デュオ『あみん』として歌手デビューした岡村孝子さん。翌年には、デビュー曲『待つわ』がオリコン年間売り上げ1位を記録するヒット作となりました。2019年、約6年ぶりのアルバム発売とコンサートを予定していた矢先に急性白血病の診断を受け、長期休養に入りました。そして2021年7月、2年2か月ぶりにテレビに生出演し、ステージに復帰しました。
23歳で上京し、歌手デビューを果たした岡村さん。1987年にリリースされたアルバムに収録されている楽曲『電車』には、“歌手デビュー”という人生の岐路ともいえる出来事に直面し、「これから私はどうなってしまうんだろうか。どこへ行き着くんだろうか」という当時の思いが込められているのだそう。思い悩む気持ちや不安を書きつづった楽曲だったが、周囲からの共感の声を耳にし、「迷ったりつまずいたりしているのは自分だけじゃないんだ、と逆に励まされました」と明かした。
さらに、2007年にアルバム収録された楽曲『forever』は、亡くなった父親への感謝の気持ちがつづられた楽曲だという。仕事で悩んだときには必ず電話で相談していたという岡村さんの話に、川嶋は「お父様との思い出や、お父様への思いが込められている楽曲なんですね」と聞き入っていた。
キーボードを使って楽曲づくりをする、という共通点のある2人。「キーボードに向かって『作ろう』と思うと苦しくなってしまう」という岡村さんは、「頭のなかで散歩しながら浮かんできたメロディを、翌朝起きたときに覚えていたら録音する」のだそう。「忘れちゃったらしょうがないかな」というスタイルに、川嶋は驚きつつもしっくりときた様子でうなずいた。
ソロデビュー35周年を記念して発売されたアルバム『T’s BEST』に収録されている『大切な人』は、自身の一人娘が学生だったころに書いたそう。「私たち(大人)も日々悩んだりつまずいたりすることがありますが、お子さんたちもそれぞれにいろいろな悩みを抱えている」と語り、「誰もが誰かにとっての必要な存在。『みんな必要とされてこの世に生まれてきたんだよ』ということを感じてほしい」と、メッセージを贈った。
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『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(パーソナリティ:川嶋あい)
【番組公式ブログ】
今回はシンガーソングライターの岡村孝子さんをお迎えします!かつて大きな病を克服された背景にファンを初め多くの方々の励ましがありました。その時の心境、そして感謝の気持ちを込めた曲を披露頂きます。常にポジティブに生きる姿が多くの方々に限りない希望と勇気を発信されています。#ラジ関 pic.twitter.com/sTc5LaHtlb
— 明日への扉〜いのちのラジオ+〜 (@asu_heno_tobira) September 1, 2022