でたあ〜! それを胸にあてて「ブラジャー」(笑)!
昔とまったく変わらないハンカチ遊びに、懐かしさを飛び越えてもはや感動すら覚えるほど。そんな感情を抱いたのはどうやら私だけではなく、電車内にいた周りの人たちも同様だったよう。
60代の女性は「私らもよくやったわあ……」「私らはメガネやなくてカメレオンやったけど」と教えてくれました。
そうそう。確かに、私の周りにはメガネでもカメレオンでもなく、仮面ライダーという人もいました。メガネだけは、世代や地域ごとに呼び方が違うのかもしれません。
ハンカチ遊びをしていた兄妹の30代くらいのお母さんも「私らの小さいときも同じ形であてるところを変えて、リボン・メガネ・ブラジャーの順番で遊びました。それに、なぜだか分からないですが小さい子ってブラジャーで喜ぶんですよね(笑)。それは今の子も一緒です」と、話してくれました。
別の40代の女性なんてハンカチを取り出して、「覚えてるわあ。作り方もちゃんとこうやって、こうやって。ほら!? いくつになっても覚えてるほど、何度も繰り返し作ったわあ」と、実際に作ってみせてくれました。
周りで喜んでいる人たちを見ているだけでも、少なくとも3世代はこのハンカチ遊びを楽しんできたということがわかりますよね。
このハンカチ遊び、車内では大いに盛り上がりましたが、果たして3世代を超え、今後はいったいどの世代まで残るのでしょうか?
(『バズろぅ!』ラジオパーソライター・わきたかし)