最先端の技術で、神戸の玄関口・三宮をより美しく。神戸市と株式会社フォーステック(東京都千代田区)は、ソーラー発電によるIoT機能が付いた“スマートごみ箱”「SmaGO(スマゴ)」をJR三ノ宮駅周辺に設置。7日、お披露目のセレモニーを開催した。
スマゴは、上部のソーラーパネルで発電し、投入されたごみを自動で約5分の1に圧縮、ごみ収集の回数を大幅に減らすことができる。また、通信機能を通じてごみの蓄積状況をリアルタイムで把握でき、中身を溢れ出にくくすることで、ごみのポイ捨て防止も期待できる。
約20年前にアメリカの会社が開発、現在は世界約50か国で約7万基が運用されている。日本では2020年からフォーステックが展開、東京都の表参道や名古屋市の名古屋港水族館などに置かれている。
三宮では、サンキタ広場、マルイ前など6か所に登場。地元企業の和田興産とフジッコが協賛、ポートタワーなどを入れた神戸らしいイラストと社名を記したデザイン広告でラッピングしている。
セレモニーで、神戸市の福本富夫環境局長は「最新のテクノロジーである上、足でペダルを踏むと自動で蓋が開き、手を汚さず簡単に捨てられる。街に合ったデザインも素晴らしい。神戸からポイ捨てがなくなる大きな一歩だと思う」とあいさつ。
和田興産の和田剛直会長は「神戸は創業地であり、私たちにとってふるさと。神戸の中心部であるこの場所への設置に協力できて光栄です。皆さんとともに環境問題への意識をより高めていきたい」と話した。