大阪を中心に関西で「お菓子のデパートよしや」を展開する菓子卸・小売りの株式会社吉寿屋(本社:大阪府摂津市)が、10月22日(土)、奈良県天理市に約2000アイテムを揃える大型店舗「お菓子のデパートよしや天理店」をオープンする。
今回の天理店では、天理市田町のスーパー「ハッスル3天理店」がある建物の1階部分、200 坪の広大な店内に、駄菓子は日本最大級の約600アイテム、12社大手菓子メーカー商品を約1000アイテム、その他菓子類を含めた、計約2000アイテムという充実の品ぞろえを展開予定。“お菓子のテーマパーク”として、同店からお菓子の魅力を発信していく。
天理市への出店について、関連企業からの「新しい観光スポットとなるような場所にして欲しい」という要望に応えた形の、吉寿屋。「お菓子を通じて世の中を幸せにすること」「日本一笑顔になれるお菓子屋さん」をコンセプトに、同店では天理市と地域のお菓子の販売や地域の特色を生かしたお菓子作りなども行い、オープン後もコンテンツを随時追加していく。さらに、同店が観光スポットにもなるよう各旅行会社とも連携。天理市と行政と一体となって、街を盛り上げていくという。
4日に行われた記者発表会見で、「今回はいろいろな方のご協力、ご支援、連係を賜りますが、近畿一円、それより多くの方が天理市に訪れていただいて、天理市、奈良をみんなで盛り上げていきたい。日本一、世界一、お菓子で笑顔になっていただくことを目指して開業していきたい」と語ったのは、吉寿屋の神吉一寿代表取締役社長。「流通されている駄菓子はすべて置く。大手メーカー含めて12メーカーさんの現存のお菓子を全アイテムそろえていく。日本広しといえども、どこにもないお店をつくる。『ここにきて楽しいな』というお菓子屋を目指す。大変物価が上がっているなかで、安く売ることも大事だが、本当のお菓子の楽しさを発信できればと、全社一丸となって今、店の準備を進めている」と力強く意気込みをコメントしていた。
また、吉寿屋はこのたび、登録者数が152万人、総再生回数8億回を誇るユーチューバー「Lazy Lie Crazy【レイクレ】」をアンバサダーに起用。若年層を中心に人気の彼らとともにお菓子を盛り上げていく。
アンバサダーに就任したことについて、「もう死んでもいいかな……(笑)、ここが人生のピークや!」と冗談交じりに話しつつ、「身近にあるお店で、よく買いに行っていたので、感慨深いものがある」と、記者会見で喜びを語ったレイクレの5人。即興でよしやの歌を作り会場を盛り上げたレイクレのメンバー・ともやんは、「僕たち自身がユーチューバーであり、実際に僕たちもお菓子が好きなので、お菓子を使った企画を通じて楽しく発信できれば」と、アンバサダーとしての抱負をコメント。昨年12月にメンバーが参加したGReeeeNのMVで脚本・監督も担当したレイクレのリーダー・どば師匠は、ともやんと「よしや」の一日店長を務めたこともあり、その経験を踏まえて「吉寿屋さんみたいに僕らも頑張らなあかんなと思いました」と述べていた。
レイクレは吉寿屋のテーマソングを作って、天理店のオープンにあわせて発表するほか、レイクレのオリジナル商品を天理店限定で発売するという。
記者会見には、「お菓子のデパートよしや天理店」に関わった企業の代表らも参加。地元・天理市の企業、稲田酒造合名会社の5代目社長・稲田光守さんや、神戸で開催された「こども万博2022」を主催した株式会社こどもCandyの代表取締役・手塚麻里さん、「高級芋菓子しみず」を運営する株式会社起源ホールディングスの代表取締役会長・阪上雄司さん、「IROHA大福」を運営する有限会社天平フーズ代表取締役社長・池田昌弘さんが、天理店開店への期待を込めたメッセージを述べていた。「こども万博」とのコラボでは同店で縁日なども行っていく予定。
(取材・撮影:黒川良彦)