また、選手の起用法に話が及んだ際は、「シンプルに、練習からいい選手は使いたいというのが、基本にある。実績のある選手のことはもちろん考えるが、若手であったり、いい選手を使いたい」という朴監督。INAC神戸の選手たちについては、「めっちゃくちゃ真面目。みんなめっちゃ聞くんで、逆にそんな聞かんといてほしいなというくらい(笑)。自分が選手のとき、監督の話をあまり聞いてなかったので(笑)。それはともかく、真面目に本当に愚直にやってくれるところはありがたい」と、ユーモアも交えつつ、今のメンバーを称える。
最後に、近藤から「勝てるチームになりそうか」と聞かれた朴監督は、「そもそもいい選手たちがいるから、それをシンプルに、勝てるチームにしたい。シンプルな戦い方で。あまり複雑にいったら、サッカーってやっぱり難しいから。(ピッチの)中の選手たちの距離感と、中の選手たちの意見は重要視しながらも、戦い方としてはリスクを負いながら攻めたい」と抱負を語っていた。そして、ファン・サポーター、リスナーには「2連覇を目指してしっかり結果を残したいと思いますので、ご声援のほどよろしくお願いします」とメッセージを送っていた。
朴監督や、INAC神戸の全選手・スタッフ、神戸市の久元喜造市長らが参加する、神戸市主催の「2022-23シーズン 激励壮行会・市民のつどい」は、10月15日(土)午後3時から、神戸市中央区のハーバーランドにあるスペースシアターで開催。観覧は無料。第1部では壮行会、第2部の市民交流会では選手によるトークイベントが行われる。
そして、INAC神戸のWEリーグ開幕戦は、10月23日(日)。ホームのノエビアスタジアム神戸で、鮫島彩選手や仲田歩夢選手らを擁する大宮アルディージャVENTUSと対戦する。その試合では、INAC神戸のスペシャルユニフォームが来場者全員にプレゼントされるほか、ペンライトイベントも実施されるという。