このほか入場料販売の際に、来場者が少ない会期前半は入場券を割引販売するなどの「チケットコントロール」や、会場への入場時間予約システムを導入して来場者を平日にも分散させ、ピーク時の入場者を約2割抑えたいとしている。
これらは愛知万博(2005年3~9月開催)の実績を基に、開催期間の終盤に来場者が集中し、そのペースが1か月間で全体の約3割にのぼったことを参考にしたもので、大阪・関西万博の1日あたりの最大来場者数の想定は28.5万人から22.9万人とした。
大阪市内で会見した協議会議長の内田敬・大阪公立大大学院工学研究科教授は、今後もブラッシュアップを続けるとしたうえで「多くの来場者が予想される。来場者が万博会場での余韻を楽しみ、余裕を持って帰途についてもらうために、高齢者や障がい者など交通弱者とされる方々も含めて安心・安全に輸送する配慮が必要だ」と話した。