「今からこの1〜2年は、どんどんリッチコンテンツができると思います」と断言した入江さん。
現在のYouTubeではテレビ番組のような企画が増えてきており、これには、テレビ局出身のプロデューサーがテレビタレントとともにYouTubeチャンネルを運営している形が増えてきたことが関係しているという。当然ながらこの形態には費用がかかるため、スポンサーをはじめとした組織体制を作らなければ成り立たなくなってきているのだそう。
「優秀なプロデューサーやお金を集めることのできる組織を持っている人と組まないと、つまり、本当のテレビ局と同じくらいの規模で動かさないと、YouTubeも見られなくなるんじゃないかなってイメージしています」(入江さん)
ただ、このお金をかけて企画を作っていくという流れとは別に、YouTubeならではのコンテンツもあるという。
その例として、お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦さんが運営するチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」を挙げ、「(本の内容を10分程度で要約してくれる)YouTubeチャンネルってすごいと思っていて。ああいうのはテレビ番組っぽくしなくても、あのままでいい」とコメント。
そのうえで、メディアとしてのYouTubeは今後、「リッチコンテンツと、特徴を持った専門性のあるものの2つに分かれるんじゃないかな」と締めくくった。