アランは彼らの演奏に衝撃を受け、売れると確信します。その場でスカウトしようと声をかけます。
「契約しているか？ マネージャーは？」
「いない。まずデモテープを聴いてほしい」
「必要ない！ いま生演奏を聴いたのだから！」
オアシスは瞬く間にブリット・ポップの寵児となります。
この映画は、父親から出来損ないとして扱われていた青年が、反骨精神で自分のやりたいことを貫き通し、ロック・シーンの頂点にのぼり詰めるまでの物語。
80年代の終わりにイギリスでは朝まで踊り明かす「レイヴ」が盛り上がり、アシッド・ハウスなどの電子音楽を世界的に広めました。
レイヴの会場では一部の若者たちが様々なドラッグを使用する狂乱状態だったとされ、アランが薬物の幻覚作用に苦しむシーンが盛り込まれています。
若い音楽ライターのインタビューにアランが答える体裁をとっていて、時代を行ったり来たりしながらスピーディーにストーリーが展開します。
アランが音楽プロデューサーとして生み出した名曲と当時の映像をシンクロさせ、ブリット・ポップの舞台裏をつづるロック・ムービーです。映画『クリエイション・ストーリーズ～世界の音楽シーンを塗り替えた男～』は、10月21日（金）公開です。（SJ）
◇映画『クリエイション・ストーリーズ～世界の音楽シーンを塗り替えた男～』（原題：CREATION STORIES）
※上映日程は、作品の公式サイト・劇場情報でご確認ください。
キャスト：
ユエン・ブレムナー スーキー・ウォーターハウス ジェイソン・フレミング トーマス・ターグーズ マイケル・ソーチャ メル・レイド レオ・フラナガン ジェイソン・アイザックス
製作総指揮：ダニー・ボイル
監督：ニック・モラン
脚本：アーヴィン・ウェルシュ＆ディーン・ギャヴァナー
配給：ポニーキャニオン
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