【阪田】 ファッションは角川映画からの影響が大きいですね。たとえば浅野温子さんが主演した『スローなブギにしてくれ』(1981)が大好きで……。
【中将】 映画の筋書きは難解だけど……(笑)。浅野さんの、白いワンピースを腰でベルトを締めたファッションは印象的ですね。おきれいだし、スタイルもいいし、若い女性が憧れる感じがとてもわかります。個人的には主題歌になった南佳孝さんの「スローなブギにしてくれ」(1981)も大好きです。
当時の浅野さんみたいな80‘sファッションの魅力ってどんなところでしょうか?
【阪田】 ソバージュの髪型とか、服なら肩パットも好きなポイントですね。
【橋本】 肩パット! 私も古着好きだけど肩パットは外して着ていたので意外です。
【阪田】 肩が張る分、シルエットが逆三角形になるのでスタイル良く見えるんですよ。
【中将】 菜津美ちゃんが29歳、マリンちゃんは21歳だけど、これは世代による肩パットへの先入観のあるなしですかね(笑)。たしかにもともと、スタイルよく見せるためのパットなので、好みにもよるけどシルエットは整いますよね。
ほか、当時の映画ではどんなものが好きですか?
【阪田】 これも角川映画ですが、薬師丸ひろ子さんが主演の『セーラー服と機関銃』(1981)も大好きですね。
【橋本】 私、映画は観てないけど、薬師丸さんが歌った主題歌「セーラー服と機関銃」(1981)は最高ですよね。今の若い世代でも好きな人が多い曲だと思います。
【中将】 内容はセーラー服の薬師丸さんがほんまに機関銃をぶっぱなすという、トンでもな感じですけど(笑)。初めて観たとき、どう思いましたか?
【阪田】 びっくりしました(笑)。「そんなことあるん!?」って。でも当時の薬師丸さんの幼い表情とのギャップがとても魅力的で。
【中将】 すごくかわいいセーラー服姿と、ちょっとイモっぽい私服姿とのギャップも個人的にツボです(笑)。
【阪田】 ですね(笑)。他にも薬師丸さんの作品では『探偵物語』(1983)や『Wの悲劇』(1984)が大好きです。やっぱり角川映画ですけど(笑)。