「値幅名人」と「バナナ」 人気投資家が語る、株式投資のコツ&一次産業支援への思い | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「値幅名人」と「バナナ」 人気投資家が語る、株式投資のコツ&一次産業支援への思い

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 林歳彦氏(会社経営者・環境活動家)と、フリーアナウンサーの田中大貴(元フジテレビアナウンサー)がパーソナリティーを務めるラジオ番組『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』(ラジオ関西)。2022年10月24日放送回では、投資家の高沢健太さんをゲストに迎え、「値幅名人」というニックネームでも有名な高沢さんが語る株式投資のコツ、そして一次産業支援への思いについて話を聞いた。

写真左から、フリーアナウンサーの田中大貴、投資家の高沢健太さん、林歳彦氏(会社経営者・環境活動家) (写真:ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』)

 高沢さんは、2016年に100万円の資金から株式投資をスタート。その後、1年で1億円にしたことでメディアから注目を集め、2018年からは株式投資のスクール運営も行っている。現在は「値幅名人」というニックネームで親しまれる人気投資家だが、以前は、その投資がきっかけで借金を負うことになったと過去を明かす。

「投資を始める前は某企業の会社員でしたが、そのときに詐欺にあったんですよ。ベンチャーへの投資みたいな話を持ち掛けられて、それ(投資)をすれば半年後に毎月200万円くらいの役員報酬が入るという内容で。いろんな所からお金を借りて投資を始めようとしてたんですが、結局その話が嘘だったということが分かって……。結局、借金だけが残って、毎月43万円くらいの支払いをしなきゃいけなくなったんです。当時の手取りが27万円なので、逆ザヤもいいところですね。なので、借金を返済するために、勤めていた会社を辞めて、保険会社に転職して、アルバイトをかけもちしながら朝から晩まで休みなく働いて……。そんな生活を3年間やっていました」

投資家の高沢健太さん(写真:ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』)

 高沢さんが再び投資を視野に入れるようになったきっかけは、息子の高校進学だったと話す。

「2016年10月、そのころ息子が中学3年生で、高校進学のタイミングだったのですが、たまたま私立高校を見に行って『私立いいな』と、親としては何としても(見学に行った)私立に行かせたいなと思ったんです。ただ、もう(これ以上の)労働はできないと。なので、スマホやパソコンで稼ぐ方法がないか探してみたんです。そしたら、どうやら株で儲けている人がいるぞと。もともと保険会社にいたので金融業界も身近でしたし、いろいろ調べて話を聞いて投資を始めました」

投資家の高沢健太さん(写真:ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』)

 その後は先述のとおりの成功をおさめた高沢さん。今回はラジオの前で、株式投資のコツを語ったが、その方法はいたってシンプル。「下がったら買う、上がったら売る」ことだという。

「(株価が)下がって、みんなが『怖い』と思うところで買わなきゃダメですね。まだ下がるかもしれないけど、『切り返しているからいける!』というタイミングがあるので。これは練習したらどうにでもなること。投資は練習できるんです。(練習すれば)トレードはある程度のところまでいけると思っています。確かに投資を始める一番最初や、10億、20億もの(高額な)資産運用という、この2つは、いわゆるセンスがいると思うんですが、毎月、例えば50万、60万、100万、200万という額なら全然、努力すれば株で稼げると思います」(高沢さん)

 一方、高沢さんは、投資家として活動する傍ら、「農家」の顔も持ち、一次産業への支援も行っている。

「国産無農薬のバナナを作っています。もともと農業をやりたいと思っていて、何をしようか考えたときに大好きなバナナを育ててみようと。調べてみて分かったんですが、日本人が一番食べている果物がバナナだそうです。なのに、日本で一番(栽培量が)少ない果物もバナナ。ダブル1位ですよね。だから、これ(バナナの栽培)ができたら面白いなと思ったんです」

「意外と知られてないんですが、バナナって皮の方が栄養があるんですよ。海外のバナナの皮は、農薬をすごく使っているから、食べませんよね。でも、国産無農薬なら皮まで食べられる。また、バナナは皮だけではなく、葉っぱも食べられるし、動物園にいる動物の餌としても使えるらしいんです。そして、茎も繊維を使って洋服やバッグが作れますし、捨てるところがないのがいいなぁと。理に適っている果物ですよね」(以上、高沢さん)

 また、経済的な視点でも、「今後どんどん円安が進んでいくとなれば、例えばイチキュッパ(198円)で売られているバナナが、そのうち500円は当たり前になってくる。それなら同じ500円でも国産無農薬のバナナを食べて欲しいなという思いもありましたね」と、国産バナナを栽培する価値があると、高沢さんは強調する。

 これまで多くの苦労を体験し、現在は投資と農業、それぞれのフィールドで活躍している高沢さん。今後については「自分はもう満足しているので、他人に尽くして余生を過ごしたい」と述べていた。

写真左から、林歳彦氏(会社経営者・環境活動家)、フリーアナウンサーの田中大貴、投資家の高沢健太さん (写真:ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』)
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としちゃん・大貴の ええやんカー!やってみよう!! | ラジオ関西 | 2022/10/24/月 19:30-20:00

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