1000万円超えの腕時計、なぜそんなに高いの? 腕時計YouTuberが解説「実用性の域は遥かに超えている」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

1000万円超えの腕時計、なぜそんなに高いの? 腕時計YouTuberが解説「実用性の域は遥かに超えている」

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◆高級時計を購入する時、パートナーや自分をどう説得する?

 100万円以上はもちろん、数万円、数十万円であってもかなり高額な買い物であり、自分だけの判断でおいそれと買えるものではないでしょう。例えば、家族を持っている人であれば、パートナーへの説得も必須となってくるでしょうが、もし高額な時計を購入することになれば、あなたならどう説得しますか。

 RYさんは「他の高額な買い物、例えば車であれば『家族を乗せて旅行に行ける』、マイホームであれば『快適な住環境』など、家族へのメリットを提示できますが、時計は自分だけのものです」としたうえで、「あえて言うのなら、時計は一生ものであり、子供に残せる資産となります。時計は寿命がものすごく長く、車のように場所を取らず、車と家のように維持費も多くはかかりません。なおかつ、思い出の品にもなる仕事道具にもなります。そんな品を、子供や孫の世代に残していけるというのは圧倒的なストロングポイントになるんじゃないでしょうか」と強調します。

 また、「資産」という観点から「価値が上がるだろう」ということを説得の材料にするのも良いのでは、とRYさんはすすめます。「投資用に購入するとすれば、ロレックスのステンレス製のスポーツモデルや人気ブランドの限定モデル、オメガやグランドセイコーやカルティエなどのヴィンテージモデルは資産価値が高いのではないでしょうか」(RYさん)。

ヴィンテージのオメガ「シーマスター」。半世紀たっても値が付くことが、腕時計の資産価値の高さを表している
ヴィンテージのセイコーダイバーズ。適切なメンテナンスを施せば、腕時計は極めて長い期間駆動し続ける、まさに「一生の相棒」となる

 自分で使用するだけでなく、次の世代に資産としても価値を残せる高級腕時計。「ムーブメント」や「芸術性」を理解してもらえるかはわかりませんが、パートナーを説得する際に「資産」は一つの武器になるかもしれません。かといって、腕時計を購入したことで生活が苦しくなったり、ほかの大切なものを手放すことになっては元も子もありません。また、価格や資産価値が高ければいいかというと、それだけではありません。あなたにピッタリの腕時計を選ぶ際の一助にして下さい。

(ラジオ関西Podcast『やさしい腕時計』 #21『数千円から数億円まで―腕時計の値段って、なんでこんなに違うの?』より)


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