試合後、INAC神戸の朴監督は、「千葉Lさんが、自分たち(INAC神戸)のスタイルである前プレ(前からのプレス)を意識してシンプルなサッカーをやってきたので、ちょっと難しい部分もあった。とはいえ、後半、自分たちのサッカーに自力で持っていけたこと、相手関係なく自分たちのサッカーができたのは、非常によかったと思っている」と述べ、劣勢を跳ね返した戦いに手ごたえをつかんでいる様子だった。
また、2得点の髙瀬選手が「取られても取り返せる力を形にできたのはうれしかった。今シーズンのINACらしい攻撃的なゲームができたと思う」と言えば、成宮選手も「今シーズンは1点取られても何点も取れば勝てるという、逆転できる力があるなと感じていたので、そんなにネガティブになることなくポジティブに取り組んだ結果がよかった」と試合を振り返っていた。
三菱重工浦和レッズレディースやマイナビ仙台レディースとともに、開幕2連勝スタートとなったINAC神戸。次節は試合が組まれておらず、WEリーグの理念を推進する「WE ACTION DAY(理念推進日)」に。11月6日(日)に淡路島国営明石海峡公園で開催される「UNDOKAI WORLD CUP」でサッカー教室などを行う予定。また、次回のリーグ戦(第4節)では、なでしこジャパンの海外遠征後となる11月26日(日)に、サンフレッチェ広島レジーナとアウェイの広島広域公園第一球技場で対戦する。