「自分が普通だと思って生活のなかでやっていることをそのまま家庭にもってきただけ」と語る加藤さんに、パーソナリティのセオは「この連鎖をどう止めるか、ということが実は1番重要なのではないか」とコメント。田中も「スパイラルさせないことですね」とうなずき、家庭環境がもたらす影響の大きさについて、深く考えさせられたようだ。
「可能性を奪われることで人はだめになる」と明かす加藤さん。「小さなころに植え付けられた『囚われた常識や価値観』を突破するのはかなり難しい」としながらも、「それでも人は絶対に変われる」と断言した。20年以上もの歳月をかけて延べ11万人以上の人々に向き合い、独自の人材トレーニングを行ってきた加藤さんだからこそ言い切れるのだろう。
そんな加藤さんは、自身の目指す姿について「理想のない生き方はしたくない。理想を追い求めて『本当に役に立った』『本当にやったんだ』と思える人生を生き抜きたい」とコメント。
そのうえで「いかに多くの子どもたちや社会のために自分の命を使い切れるか」「綺麗事で言えば『地球に貢献する』ということ」が重要だと話す加藤さんは、人の可能性を最大限に広げることが自分の使命だと感じているという。
さらに、『世間体』という言葉について「誰かが決めた世間体なんて、はっきり言ってどうでもいい」ときっぱり。「『その人らしく生きること』が人材教育の最大のテーマ。誰かを変えるのではなく元に戻してあげる、本来のその人の形に整えてあげることがすごく大事なことだと思う」と語ってくれた。
「『僕らは囚われない』というのは、まさに価値観や常識、今までの過去に囚われないことだと思うので、少しでも多くの方に『囚われない生き方があるんだ』ということを知っていただきたいなと思っています」(加藤さん)
さまざまな過去を乗り越え、自らの可能性を広げてきた加藤さんならではの言葉で番組は締めくくられた。