「少女が成長するさまを表現したい」 舞踊生活71年、バレリーナ森下洋子 23日、大阪で「くるみ割り人形」主演 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「少女が成長するさまを表現したい」 舞踊生活71年、バレリーナ森下洋子 23日、大阪で「くるみ割り人形」主演

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 「『眠り』では出会いの場面で使われることが多いこの曲を、離れ離れになる2人の心のひだを表すのにぴったりの旋律だと思い、別れの曲にした」と明かす清水。森下は、「『くるみ』にこの曲を入れているのは世界中で松山バレエ団だけです」と、ほほ笑む。

会見する森下洋子・松山バレエ団団長(左)と清水哲太郎・同バレエ団総代表(右)
会見する森下洋子・松山バレエ団団長(左)と清水哲太郎・同バレエ団総代表(右)

 「20歳くらいに出会った」という2人。清水は、「これだけ意気投合できる人はいないと思って、『ひとついっしょになりましょう』と言いました」。森下は「最初に清水に会ったとき、『あなたは何のために踊るの?』と聞かれた。3歳からバレエ一筋だった私にとって、その問いかけは大きなターニングポイントになった。素晴らしい出会いでした」と振り返る。

 「バレエのパ・ド・ドゥ(男女2人のダンサーによる踊り)のように、私は森下の後ろで彼女の呼吸を感じながら息を合わせ、バランスを取っています」と語る清水。唯一無二の支え手に時折笑顔を投げ掛けながら、森下は「死ぬまでに自分の魂をどれだけ磨けるか、挑戦し続けていきたい」と、言葉に力を込めた。(取材・文=青木理子)

森下洋子・松山バレエ団団長(左)と清水哲太郎・同バレエ団総代表(右)
森下洋子・松山バレエ団団長(左)と清水哲太郎・同バレエ団総代表(右)

◆松山バレエ団「くるみ割り人形」全幕
会場:フェスティバルホール(〒530-0005 大阪市北区中之島2-3-18)
日程:2022年11月23日(水・祝)午後3時開演
チケットの予約など、公演に関する問い合わせは同バレエ団公演事務局03-3408-7939

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