兵庫労働基準連合会は「働き方を見直す機運を高めたい」という想いから建立を計画。連合会理事の山口さんは「当時は長時間労働を美徳とする意識が根強く、時短に対する反対意見も多かった」と語ります。この記念碑は、長時間労働を減らし多様な働き方を認めてもらえるように願いを込めて建てられたのだそう。
労働者たちの強い想いで勝ち取った「8時間労働制」。しかし、近年は欧米諸国でも「さらなる労働時間の見直しが必要なのではないか」と議論が交わされています。必要なときには声を上げ、ワークライフバランスを実現できる社会をめざしたいものです。
(取材・文=みねほのか)