林歳彦氏(会社経営者・環境活動家)と、フリーアナウンサーの田中大貴(元フジテレビアナウンサー)がパーソナリティーを務めるラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』。2022年11月7日放送回では、株式会社ベルーフの代表取締役を務める丸山直哉さんをゲストに迎え、商業施設への人材紹介や店舗展開をするうえでの理念や、やりがいについて話を聞いた。
株式会社ベルーフは、人材ビジネスと店舗ビジネスを軸に、全国の百貨店や駅ビルをはじめ約200か所で事業展開をしている企業だ。人材ビジネスに関しては、商業施設の各フロアで販売・接客・インフォメーション・売上管理など、施設の上から下まで幅広い業務に適した人材を派遣しているという。
社名である「ベルーフ」はドイツ語で「プロフェッショナル」という意味があり、皆がやりがいを感じプロフェッショナルになれる仕事を探しだす、という使命が込められている。
その使命の通り、社内研修では基本的な教育研修をはじめ「個人の強みを生かす」ことにフォーカスした教育を心掛けていると丸山さんは語る。
「努力は夢中に勝てないと言いますか、(従業員が)夢中になれるものを探していきたいという思いがあります。やはり、やりがいを持っていると目の輝きや行動力が全然違うんです。本当に輝いてくれているなと思います」(丸山さん)
さらに丸山さんは、経営理念として「おもてなしの心」を特に大事にしていると語る。
「日本が世界に誇れるものは、観光とおもてなしだと思っています。人をもてなす心というのを、私たちの事業で波及していきたいという思いが強くあります。当社では食品フロアへの人材派遣も行っているんですが、やはり食品というのは実際にお客様がお店に行って、手に取って、接客サービスを受けて帰るもの。例えば主婦の方が夕飯の食材探しをしたとき、良い商品を見つけて良い接客サービスを通じて気持ち良く帰られる、日常の小さな幸せにつながるんじゃないかと思っています。我々はその(小さな幸せの)『最後の窓口』となって、お客様をお見送りするんだよ、というのを従業員と共有しています」(丸山さん)
顧客へ小さな幸せを提供する『最後の窓口』となる、そこにはどのようなやりがいや魅力があるのだろうか。この問いに対して丸山さんは「アパレル用品や雑貨と違って、食品は毎日、口にする日常的なものですよね。日常的なものってやはり日々の満足や生活の幸せにつながると思うので、そういったもの(食品)を扱う私たちが、来ていただいたお客様の小さな幸せを作っている、少しでもバックアップにつながっている、というところでしょうか」と、魅力を語った。
そして同社は最近新たな事業を立ち上げ、生鮮食品といわれる青果・精肉・鮮魚の3部門で働く社員、いわゆる“職人”と企業をつなげるエージェントサイト運営を開始したのだそう。
「労働人口問題というのがあって、今のままでいくと2040年には労働者が1000万人以上減少すると言われているんです。その中で、我々も扱う食品に関する職人、例えばマグロの解体ショーのような特殊な技術を持った人も年々減っているんですよ。そこで私たちは全国の技術を持った職人と企業をつなげるエージェントサイトを立ち上げました。現在エントリーが300人以上ありますし、各社の社長と話してみるとやはり人手が足りなくて出店できないという現状で、我々の人材紹介があって出店できたという事例もありました」(丸山さん)
最後に丸山さんは「商業施設でずっとお世話になってきた業態でもありますし、人と店舗の中でお客様を通じて“おもてなしの心”をいろんな形で波及していけたらいいなと。従業員と一緒に今後も切磋琢磨していきたいです」と未来への熱意を明かした。
◆番組プレゼント
株式会社ベルーフが手掛ける北海道の物産店「北海道ライブマルシェ」より、人気商品の詰め合わせ、5000円分を2人、4000円分を3人にプレゼント。応募は、メールがeeyan@jocr.jp、FAXが078-361-0005、ハガキが〒650-8580ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』プレゼント係まで。応募締め切りは11月30日(水)。