こだわり抜いたデザインですが、反省点もあるそう。それは「小ねぎ」用の袋。ビニールの袋に入った小ねぎを想定していなかったため、上部がはみ出てしまうことも……。「小ねぎははみ出るけど、ニラはぴったり収まるかもしれない」と笑う島本さん。SNSでは、『ねぎ袋』をポスターなどの持ち運びに利用している人も見られました。
◆意外な人からの反応が……!
SNSでの大反響にくわえ、全国のJA(農業協同組合)やネギ生産者から「オリジナルの『ねぎ袋』を作れないか」と問い合わせがあったとのこと。「こんなに反響があるなんてびっくりしましたが、とてもうれしいです」と島本さんは振り返ります。
◆大人の女性もターゲットに
最近は、子どもだけでなく、大人も楽しんでいるカプセルトイ。女性のユーザーも増えたことから、ポーチやバッグなどの「縫製品」の人気が高まっているといいます。
累計販売数200万個の大ヒット商品『レジ袋エコバック』は、第3弾まで誕生。『レジ袋エコバック』のように、「本物そっくりの見た目で、使用しても恥ずかしくないもの」が売れているといいます。来年3月には、薬をモチーフにしたポーチや、新幹線の車両のかたちをしたシューズケースなど、実用的な縫製品も展開予定です。
代表取締役の佐藤直志さんは「だれもが楽しめる商品を目指している。手に取ったとき、クスっと笑ってもらえるとうれしい」と話します。今後どのようなおもしろい商品が登場するのか、カプセルトイの世界から目が離せません!
(取材・文=岡本莉奈)