神戸を中心に展開するラーメンチェーン「もっこす」を経営する「もっこすフーズ」(本部・神戸市中央区)の店舗で、外国人留学生を就労時間の上限を超えて働かせたとして、11月16日、経営者の男性(43)が入管法違反容疑で兵庫県警に逮捕された。
これを受け神戸区検が12月6日付けで神戸簡裁に略式起訴した。神戸簡裁は同日、男性に30万円の略式命令を出した。
経営者の男性は2022年4~9月、神戸市内の複数の店で、ベトナム人と中国人の留学生計3人を、法令で定める外国人留学生の労働時間の上限(1週間あたり28時間)を超えて就労させたとして逮捕された。捜査関係者によると、留学生は週50時間以上働いていたこともあったという。
「もっこすフーズ」は、「留学生の労働時間の管理が一部不十分であったことは事実。今後、留学生の労働時間に関する法令を遵守すべく、管理をさらに徹底してまいります」とコメントしている。
「もっこす」は1977(昭和52)年、”神戸の中華そば”として創業。神戸市・明石市・西宮市に直営、フランチャイズ店計14店舗を展開している。