パネルディスカッションでは、地元の福祉関係者、動物愛護団体なども参加。高齢者が急に入院したり亡くなった場合に、世話をしていたケアマネージャーがペットの引き取り手を探さざるを得ない現状や孤独死した家を掃除した清掃会社から連絡を受け、猫を引き取ったボランティアの話などが紹介された。
杉本さんは「自分に何かあった時の譲渡先を見つけておいてほしいが、みんなが完璧にできるわけではない。本来は行政がサポートしていくべきだと思うが、十分にやってもらえないので、地域の問題として、民間が取り組んでいくしかない」、児玉さんは「町ぐるみ、地域ぐるみで立場や年齢を超えて、犬も猫も人も共生できる社会を作っていけたら」とそれぞれ呼び掛けた。