ふだん使う茶色のテープ=「ガムテープ」ではない!? 広がりすぎた誤用 “本物”は「水」を使用 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ふだん使う茶色のテープ=「ガムテープ」ではない!? 広がりすぎた誤用 “本物”は「水」を使用

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 三陽工業いわく、ガムテープは湿度や温度などの影響も受けにくく、印刷や捺印・筆記もできるので宣伝印刷が可能、そして素材が環境にも優しいなど、メリットが豊富とのこと。ただ「水につけて使う」という手間が、一般ユーザーにとってはデメリットであり、生活に馴染まない大きな要因と言えそうです。

 ガムテープが誤認識をされていることを、業界はどう感じているのでしょうか? 

「10年ほど前に声をあげ、メディアへ『ガムテープ』という名称を誤用しないように呼びかけました。現在は認識も広まり、テレビなどでも『粘着テープ』と呼ばれるようになっていますね」(三陽工業)

 さらに、同社はガムテープの誤用が完全に認識されることは難しいとも考え、ガムテープを「水テープ」として呼ぶことも広めており、商品名にも反映しています。

☆☆☆☆

 なにげないアイテムでも、同じように見えて実はいろいろ違いがあることがわかりました。今度ダンボールを開封するさいは、使われている「テープ」をじっくり観察すると面白いかもしれません。

(取材・文=宮田智也 / 放送作家)

◆三陽工業株式会社
公式ホームページ

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