13日午後4時30分ごろ、阪神電鉄西宮駅(兵庫県西宮市)のバスロータリーで、阪神バス(本社・同県尼崎市)の路線バスが、ショッピングセンター「エビスタ西宮」に突っ込んだ。
兵庫県警・西宮署や西宮市消防局によると、通行人の70代女性と建物内にいた客とみられる70代女性、バスの男性運転手(59)の計3人が負傷し、病院に搬送された。いずれも軽傷。バスの乗客5人にけが人はいなかった。
兵庫県警・西宮署は、自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で運転手を現行犯逮捕した。 運転手は「バスを運転して停留所に止まろうとし、操作を誤り建物に突っ込んだ」と説明し、容疑を認めているという。兵庫県警は14日午前、事故当時の状況を調べるため、実況見分した。
阪神バスによると、 事故を起こしたのは午後3時25分に阪神西宮駅を出発し、同4時25分に帰着予定の循環バス。到着時に停留所付近が混んでいたため、バスはロータリーを1周してから戻ろうとして、停留所近くの商業施設に突っ込んだという。朝の出勤時の点呼では、運転手の健康状態に異常はなく、アルコールの検出などはなかった。