「ぴえん」「~しか勝たん!」など、これまでZ世代のあいだで誕生した数々の流行語。しかし、これらはもう古いかもしれません。「Y2K」をはじめ、今の最先端ワード3選をご紹介。皆さんは、すべて知っていますか?
■Y2K(ワイツーケー)
「Y2K(ワイツーケー)」とは「Year 2000」の短縮形。「K」はkg(キログラム)やkm(キロメートル)のキロと同様に”1000”を表す語で、すなわち「2000年代」を表しています。へそ出しルックのミニ丈Tシャツや厚底シューズなど、2000年代初頭に流行した、少し懐かしさを感じるファッションが、令和の若者の間で再流行中なのだそう。
■スワイ
タイ語で「美しい」を意味する言葉。タイ美人風のメイクなどを表すことが多いそう。韓国のオルチャンメイクや中国のチャイボーグメイクに続いて、いまZ世代の間で注目されているのがスワイメイク。
主な特徴は、「マットな質感の“陶器肌”」「濃いめに入った鼻筋のシェーディング」「肉厚で高発色なリップ」「意志の強さを感じるりりしいアイブロウ」など。加えて、多湿でも崩れにくく、発色の良いタイコスメは、今も続く日本のマスク社会と相性が良いというので、バラエティショップやドラッグストアでも続々と人気商品になっているのだとか。パーツをくっきり際立たせるメイク術は、80〜90年代のバブル期にはやった雰囲気と通じるものがありそうです。
■好ハオ
「尊い」「〜しか勝たん」など、”推し”を称えるワードは毎年のように生まれますが、現在はInstagramを中心に「好ハオ」(読み方は、3文字で「ハオ」)「ハオい」「好」(一文字で「ハオ」)など、中国語の「好」の読み方をもじった言葉が流行中。女子中高生を中心にアンケートを行った『JC・JK流行語大賞2022上半期』(株式会社AMF調べ)でも、「ハオ」は4位にランクインしています。
近年、中国発のコスメやファッション、簡体字のネオンなど、“中国ポップ”なアイテムが若者世代で流行。原宿の有名ショップなどで多く販売されています。それらをInstagramに投稿する際、写真に「好ハオ」「ハオい」という言葉が添えられるように。そこから派生して、「ビジュ(ビジュアル・容姿)良すぎ好ハオ」といったように”推し”を褒めたたえるワードとして浸透しているようです。
いかがでしたか? 知っているZ世代流行語はありましたか? 若い世代とコミュニケーションを取るときに話題にしてみると、話が弾むかもしれません。
(取材・文=みねほのか)