100円ショップで働いているリスナーからは「1日に1000人以上が来店するお店でも、よく来店されるお客さんのことは覚えているのですが、そのことを示すべきかどうかを迷うときがある」と、店員側としての悩みが寄せられました。
メッセージによると、取り寄せ商品の到着連絡をしたものの、なかなか取りに来られないお客さんがいたそう。ある日、そのお客さんが来店しているのを見かけ、再来店しなくてもいいよう「ご注文商品が届いていますよ」と声をかけようと思ったが、なかには店員から覚えられていることを恥ずかしく感じる人もいるため、声をかけるべきかどうか思い悩んだという。
これに対し、近藤は「人によって感じ方が違うから、確かにこれは難しい」とコメント。帰宅後に商品が届いていることを知り、「さっき店に行ったのに……」とショックを受けるかもしれないが、店員から顔を覚えられていると思うと行きづらくなってしまう人もいるため「一概にどちらが正解とは言えない」と話しました。
一方、「月に1〜2回通っているうどん屋さんで、お会計時に『兄ちゃん、いつもありがとう』『今日は仕事休みか?』など他愛もない会話をして店を出るのですが、その距離感が近すぎず、でも認知はしてくれているというのが、個人的にちょうどいいと思っています」というメッセージも寄せられました。
お好み焼き屋を経営するというリスナーからは、「お好み焼き屋には大阪の味を求めて来ているので、基本的に大阪弁のタメ口で喋っています」と、お客さんに合わせてあえてフランクに喋るという意見も。
数多く寄せられたメッセージからもわかる通り、店員との距離感は人によっても変わりますが、個人経営や大手のショップなど、店舗の形態よっても異なるようです。
判断の難しい距離感ですが、店員側の意見を聞いていると、気持ちよく買い物をしてほしいからこそ、距離感に悩みながらも接客していることがわかります。
つまり、話しかけてほしくないときには「1人でゆっくり見たいので大丈夫です」とアピールし、一方で、相談したいときには、遠慮なく店員にひと声かける。そのように上手く店員と付き合っていくことが、かしこく買い物をするための秘訣なのかもしれません。
※ラジオ関西『Clip月曜日』2022年12月5日放送回より