「パーキンソン病」はなぜ起こる? 加齢による症状との違いや発症原因について 医師に聞く | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「パーキンソン病」はなぜ起こる? 加齢による症状との違いや発症原因について 医師に聞く

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基本的にはベッドサイド診断になるので、「震え」「筋強剛」「無動」「姿勢保持障害」の四大兆候が見られると、パーキンソン病の可能性が高くなります。血液でわかるようになればいいのですが、まだその方法は発見されていません。

――原因はどこにあるのでしょうか?

ここ60〜70年の間にわかったのですが、大脳の下にある中脳の黒質ドパミン神経細胞の減少が関係します。ドパミン神経の減少はベッドサイド検査ではわからないので、放射性同位元素を使った「DATダットスキャン検査」をすることがあります。

◆平田 温(ひらた ゆたか) 社会医療法人榮昌会 吉田病院 附属脳血管研究所所長 / 脳神経内科部長
1973年に京都大学医学部を卒業後、京大老年科・神経内科で研修、次いで設立直後の国立循環器病(研究)センター内科脳血管部門(現=脳血管内科)で超急性期脳血管障害の診療や研究に従事。
その後、秋田県立脳血管研究センター神経内科に移り、20年間ほど臨床例の診断と治療のほかポジトロン(陽電子)CTによる脳循環・代謝研究などを行う。
2015年6月に吉田病院附属脳血管研究所に所長、脳神経内科部長として着任。

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