「海の暮らしを兄弟のように教えてやれ」(トノワリ)
ジェイクの子どもたちは、トノワリの息子や娘から泳ぎ方や潜り方を教わります。
ある日、ジェイクの次男ロアクは、海で肉食の魚に襲われて意識を失いかけます。そこへ、この海の巨大な生物トゥクルンが現れ、ロアクを救います。トゥクルンのヒレには大きなボルトのようなモリが刺さっていて、痛そうです。トゥクルンは知能が高く、ロアクと心を通わせます。
こうした中、ジェイクを捜すクオリッチは海へ向かって侵略を始めます……。
アバター第1作が公開されたのが2009 年の年末でした。それから13年、ついに続編ができあがりました。監督・脚本はジェームズ・キャメロン。興行収入世界第1位の映画は2009年の『アバター』で、3位は1997年公開の『タイタニック』です。2作ともキャメロン監督の作品です。また、日本で公開された洋画の興行収入第1位は『タイタニック』で、5位が『アバター』です。
キャメロン監督は“続編ヒット請負人”と言われていて、確かに『ターミネーター2』『エイリアン2』でパート2をヒットさせました。このアバター2に大きな期待がかかっています。キャメロン監督は中学生のときに映画アバターの計画をしていたそうです。
キャストは第1作同様、ジェイク役がサム・ワーシントン、ネイティリ役がゾーイ・サルダナです。ジェイクの養女がシガーニー・ウィーバー、クオリッチ大佐がスティーヴン・ラング。メトカイナ族のトノワリがクリフ・カーティス、妻のロナルがケイト・ウィンスレットです。
今作のメインとなるテーマは「家族の愛と団結」です。次々と迫る難しい局面を家族の団結で乗り越える様子がストーリーとして展開されて、大人も子どもも心を打たれるでしょう。
今作では物語の舞台を海へ移しました。クジラに似た巨大生物トゥクルンを登場させて、海の生物を保護する姿勢を盛り込んでいて、反捕鯨の立場を強調しています。