JAF(日本自動車連盟)兵庫支部は、年末年始を含む冬の車のトラブルに備えて、早めの点検や長距離ドライブの際の注意を促している。
昨年度の年末年始期間(12月29日から1月3日)、同支部の救援依頼による出動件数は2,007件。うち最も多かったのはバッテリー関連のトラブルで、全体の約42%にあたる850件の要請があった。冬は液温が下がることで、バッテリーの能力が低下しやすい。特に年末年始は、多くの自動車修理工場が休業するため、早めの点検が肝要とのこと。
また、帰省や旅行などの長距離ドライブで雪が降る可能性があるときは、燃料切れに注意が必要。エンジンが止まれば暖房も止まり、車内の温度が低下する。また高速道路では、長距離区間に給油所がないことや、夜間に営業していないことがある。同支部は、適切な給油計画を立てておくことを推奨している。
さらに、天気予報で大雪・降雪が警告された場合は車で外出しないよう自粛を呼びかけている。慣れない雪道ではハンドルの誤操作やスリップ事故を起こす可能性があるため、運転を避けることが賢明とのこと。キーの閉じ込めや落輪、スリップによる事故、タイヤのパンク・バーストにも気を付けながら、いっそうの安全運転を心掛けたい。