RYさんはこのニュースを、「オイスターパーペチュアルに続くこのニュースをきっかけに、時計界ではターコイズブルーやティファニーブルー、アイスブルーなど薄いブルー文字盤の人気が広まり、各ブランドの新モデルにも影響を与えるようになりました」と振り返ります。
お洒落さと爽やかさをあわせ持ち、夏でも冬でも季節を問わずに使えるのがアイスブルー文字盤の魅力だと言うRYさんに、おすすめのモデルを聞きます。
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「まずは、ブライトリングの『スーパーオーシャン オートマチック 36』です。定価は約58万円。ブライトリングのダイバーズウォッチは、正確にはシーウォッチと言いますが、レトロな見た目と、きれいなターコイズブルーが爽やかでいいですね。36ミリという小ぶりなサイズと、目を引くターコイズブルーのバランスが取れた一本です」
「次に、グランドセイコーの『SBGY007』です。価格は100万円を下回りますが、手巻きのスプリングドライブを搭載しています。文字盤は、セイコーとの縁が深い諏訪湖(長野県)で起こる自然現象『御神渡り(おみわたり)』を表現したデザインとなっています。まさに氷のようなブルーで、最高のドレスウォッチですね」
「最後は最も安価で手に入ります。セイコーのブランドの一つ、プロスペックスにラインアップされている、『氷河』をモチーフにしたシリーズで、約15万円。凹凸の陰影が美しいダイバーズウォッチです。お値段以上のクオリティを持った腕時計で、氷河の力強さを感じますよね」
海のブライトリング、氷のグランドセイコー、氷河のセイコーと、一言に薄いブルーと言っても各ブランドによって全く違う個性があることがわかります。
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そんな人気が高まるアイスブルー文字盤ですが、購入する際には多少の心づもりも必要だとRYさんは言います。曰く、「ポップなカラーの文字盤は、スーツを着るビジネスシーンなど、お堅い場面では使いにくいかも。オールマイティーに使いたい方には向いていないものの、カジュアルシーンで人と違いを出したい人などにはとてもいい選択肢だと思います。また、トレンドが過ぎ去ってしまうと一気に時代遅れ感が出てしまう可能性があるので、その辺りも踏まえて購入した方がよいかもしれません」。