林歳彦氏（会社経営者・環境活動家）と、フリーアナウンサーの田中大貴（元フジテレビアナウンサー）がパーソナリティーを務めるラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー！やってみよう！！』2022年12月26日放送回に、結婚相談所「ミチ婚」の代表カウンセラー・十川悦子さんがゲストとして登場。2度目の出演となる十川さんに、今回は結婚相談所カウンセラーの役割や仕事のやりがいについて話を聞いた。
2022年7月に開業し、現在は全国に約8万人の会員がいるという結婚相談所「ミチ婚」。同社に会員登録をした利用者は、お互いの出す希望条件にマッチした相手を紹介してもらい、初回の顔合わせで問題がなければ“プレ交際”へ、というシステムで運用している。
開業から約半年が経った今、代表カウンセラーの十川さんはこう振り返る。
「まず、一番に『結婚相談所って、こういう所なんです』という話をすると、やっぱり最初は怪しまれることもあったんです。でも、次第に『あっ、こんなに親身になって（話を聞いてくれる）安心な場所なんだ』と印象を変えてもらえて。本当に（結婚相談所が）必要な人はたくさんいると思いますし、恥ずかしい場所でもないし……、『こんなにしてくれるんだったら、興味持ちますね』と言ってもらえたり。実際、会員さんと接していて、人のアドバイスって、ここまで気持ちを変えることができるんだなとも思いました。それぞれの恋愛事情がそれぞれの考え方で進んでいるんだな、って身に染みたと言いますか。会員様同士でしっかり向き合っている分、お相手のカウンセラーさんからも相談を受けたりして『どう進めていきましょうか』と、会員さんに幸せになってもらうための相談もしたり、すごく自分自身も気持ちが入っちゃいますね」（十川さん）
そんな体験ができたと話す一方、結婚相談所カウンセラーならではの“重大な役割”についても学びがあったのだそう。
「お相手のカウンセラーさんから『（十川さん担当の会員に）かなり好意を持っている』と聞いていても、あんまりネタばらしをしたらダメなので……ちょっと上手く『もうちょっと、なにか（次に進んで）いいんじゃないの？』みたいな感じで進めてみたりはします。お相手にネタバレしたら喜びも減っちゃうので、バラさずに上手く持っていけるような話をしたり、相談したりと……かなり勉強になりますよ。（相手が好意を持っていることを）言っちゃって、『行動がツーツー（筒抜け）やん』と思われるのもダメなので。やっぱりさりげなくレールを引く感じ（が役割）。会員さんと密に連絡を取っているぶん、そういったところもしっかり話できるかなとは思っています」（十川さん）
次に、田中アナが「人の人生を、ある種、プランニングすると言うか、サポートするというのはやりがいがありますか？」と質問すると、十川さんは「かなりあります」と回答。
「上手くいけば一緒に喜ぶし、ちょっとダメだったら一緒に考えていこうと、夜な夜な話し合ったり、電話したりLINEしたり……。便利なツールがある分、会員さんとも、より密に連絡を取って相談に乗っています。LINEも『今日デートやね！』『どうやった？』みたいな感じで、デートの始めと終わりに連絡を取ったりするなど、自分の会員さんの予定は全部把握しているので、まるで自分が（デートに）行くかのようにテンションが上がって、会員さんの様子を一人でイメージしたりとかもします」（十川さん）
現在も、利用者がゴールに向かってどんどん進んでいるため余計にテンションが上がってしまう、と喜びを見せる十川さん。「（この仕事は）面白いというか、やっていて楽しいなと。やりがいがすごくあるし、人生のかなり重要なポイントに携わらせてもらっている」と、改めて仕事の醍醐味について語った。
続いて、番組パーソナリティーの林氏が「そういう（結婚）式にカウンセラーさん来てください、とかもあるんですか？」と質問すると「他のカウンセラーさんだと行かれていますね。そういう（式への参加も）全然オッケーなので」と、十川さん。カウンセラーの中には司会者の仕事をしている人もいるようで、その場合は出会いから交際、交際から結婚、そして結婚式の司会と最後までサポートすることもあると明かした。
最後に十川さんは、本格的に事業をスタートする来年への意気込みとして「来年は結婚相談所（の利用）を考えている人が参加しやすいようなイベントや、交流もどんどんしていきたいと思っています。ちょっとでも興味があれば、気軽に遊びに来ていただければ」と語っていた。
