神戸市灘区の神戸市立王子動物園では、今年の干支「うさぎ」など、動物たちが元気に新年を迎えている。新年の営業は1月2日から。
神戸市立王子動物園は、1951年に神戸市灘区に開園。前身は、1928年、諏訪山(同市中央区)に開園した諏訪山動物園で、移転する際にはゾウが諏訪山から歩いて引っ越してきたというエピソードもある。70年を超える歴史があり、現在はキリン、コアラやアジアゾウなど、約130種750点の動物を展示している。
同園では、これまでアムールトラなど数多くの動物の、国内で初めての繁殖に成功してきた。またチンパンジーの人工哺育も国内で初めて成功した。動物に関する研究の他に、「動物科学資料館」の設置など、教育普及の取り組みも行っている。
今年の干支である「うさぎ」は、同園の「動物とこども国」エリアに14羽が展示されている。冬の間は暖かい室内で飼育され、種類はミニウサギ、ネザーランド・ドワーフ、ロップイヤーの3種類。うさぎたちにはそれぞれ「やきそば」「うどん」「おにぎり」「コタツ」など親しみやすい名前が付けられ、性格もそれぞれ違っているという。現在は平日に1日2回「ふれあいタイム」が設けられている。同エリアには他にも人気のコアラやレッサーパンダが展示されている。
冬の動物園では、寒い季節ならではの動物たちの様子も観察できる。寒さに弱い動物たちは、室内での飼育に切り替えられ、もともと寒い地域に生息するホッキョクグマやレッサーパンダ、アムールトラなどは、活発に動き回る様子が見られる。寒さがあまり得意でないカピバラには小さな温泉が設置され、運が良ければ温泉に浸かる様子を見ることができる。
毛皮が冬毛になる動物もいる。シベリアオオヤマネコやマヌルネコ、クマは冬用のふわふわした毛になっているので、夏とは少し違った雰囲気だ。
同園では、1月2日~4日にかけて毎日先着1000人にオリジナルカレンダーをプレゼントしている。カレンダーは動物たちと毎日顔を合わせる職員が撮影した貴重な表情や、動物について学べる工夫も施され、毎年人気だという。(※本来、水曜は休園日だが、1月4日は営業)
また2月末までは、毎週日曜日の午後2時から午後3時にかけて「リスと小鳥の森」を公開。ニホンリスを近くで見ることができる。昨年、3年ぶりに開かれた「桜の通り抜け」は今年も実施を予定している。