サッカー・J1のヴィッセル神戸は4日、元U-23日本代表MF齊藤未月選手(23)がJ1の湘南ベルマーレより期限付き移籍で加入することが決まったと発表した。期限付き移籍期間は、今シーズン終了まで。齊藤選手は契約により、2023シーズン、湘南と対戦するすべての公式戦に出場することができない。ヴィッセルの2023年シーズン新戦力はこれで8人目、新卒以外の即戦力補強は3人目となる。
1999年1月10日生まれ、神奈川県藤沢市出身の齊藤選手は、166センチと小柄ながらボール奪取力と豊富な運動量、キャプテンシーを兼ね備え、育成年代から脚光を浴び続けるボランチの実力者。アカデミーで育った湘南で2016年5月、17歳のときにトップチームに昇格し、Jデビュー。プロ2年目からは出場機会を大幅に伸ばし、2018年7月22日のヴィッセル戦でJ1リーグ初得点を記録。湘南では中心選手の1人として存在感を示していくと、2021年は海外挑戦としてロシアのルビン・カザンに期限付き移籍。昨シーズンは日本に戻り、期限付き移籍でJ1のガンバ大阪に所属。J1では26試合出場2得点という成績を残していた。国内リーグ戦での通算成績は、J1で108試合出場6得点、J2で30試合出場。また、年代別の日本代表ではキャプテンを務めることも多かった。
齊藤選手はヴィッセルのクラブ広報を通じてコメントを発表。「ヴィッセル神戸の皆さん初めまして齊藤未月です。ヴィッセル神戸を勝利に導けるように、タイトルを奪えるように日々貢献していきます。勝利に対して貪欲に泥臭くがむしゃらになって感動を届けられるような選手になっていきたいと思います。数多くの勝利をサポーターの皆さんと分かち合えるように頑張ります。今シーズンよろしくお願いします」と意気込みを述べている。