神戸海洋博物館で『博士ちゃん』の企画展「“不思議”や“知識”を持ち帰って“博士”になって」

2023/01/10

　神戸市中央区のメリケンパークにある神戸海洋博物館では、今年3月12日（日）まで、企画展「君も博士になれる展 empowered by 博士ちゃん in KOBE」が開催されている。人間の体内を再現した巨大な展示エリアや、音や光のサイエンスアトラクションなど、子どもたちが楽しみながら気づきや学びを得られる体験型展示で、大人も楽しめる内容となっている。

　大海原を駈ける帆船の帆と波をイメージした白い大屋根がシンボルの神戸海洋博物館は、「海から港から神戸が始まり、未来に船出する。」をコンセプトに、 1868年の近代神戸港の開港から120年目に当たる1987年に、「神戸開港120年記念事業」の一環としてオープン。船の仕組みやクルーズ客船の魅力、港の施設や海・船・港の歴史と未来を体験する博物館だ。

大海原を駈ける帆船の帆と波をイメージした白いスペースフレームの大屋根が特徴的な「神戸海洋博物館」

　現在開催中の企画展「君も博士になれる展 empowered by 博士ちゃん in KOBE」は、テレビ朝日系列にて放送中の番組『サンドウィッチマン＆芦田愛菜の博士ちゃん』に登場した大人顔負けの知識を持つ子どもの”博士ちゃん”にインスパイアを受けた企画展。本展に来場した子どもたちが好奇心を刺激する数々の展示物を体験し、楽しみながら学べる空間の中で、様々な「疑問」を見つけだし、持ち帰ってもらうことで、自身も「博士」になってもらうことを趣旨としている。

神戸海洋博物館「君も博士になれる展empowered by 博士ちゃん」開催中 — 神戸海洋博物館「君も博士になれる展 empowered by 博士ちゃん in KOBE」より

　見どころの1つ「体内探検」では、巨大な目玉や脳、骨や臓器などの人体パーツで作られた体内を歩き回りながら、食べ物になった気持ちで人間のカラダの不思議を学ぶ。またスローロリスになりきったゆっくりな動きで不思議な虫を捕まえる「スローハント」や、ダチョウなどの個性豊かな求愛行動をダンスで体験する「やりすぎ求愛ダンス」など、動物の不思議を学ぶコーナーも。

「巨大ビートシーケンサー」は位置情報で音や光が変化する。「サウンドビジュアライザー」は音のカタチを直感的に学ぶことできるサイエンスアトラクションだ。

　これまで多くの来場者でにぎわい、家族連れからカップルも多く訪れているという。特に土日は人気で待ち時間が出ることも。神戸海洋博物館の企画担当・齋藤明日美さんは「ぜひ、君も博士になれる展をご覧いただき、“不思議”や“知識”を持ち帰って“博士”になってください」と話している。

　企画展は3月12日（日）まで。神戸海洋博物館1階講堂、2階企画展示室、2階マリタイムシアターで開催中。入館料は大人1,900円、小中高生1,400円、幼児1,000円。休館日は月曜（祝日の場合は翌平日休館）。