しかし、最近ではLEDのシーリング照明器具なんて便利なものが登場。リモコンを使えば、寝そべりながらでもボタンひとつで簡単に点灯、消灯が可能に。めんどくさがりには、非常にありがたい!
布団のなかで、ふと考えました。こういう便利なアイテムは、私みたいなめんどくさがりの発想から生まれた“進歩”なんじゃないかと。周りを見渡してみると、そんな電化製品ばかりやないですか。
その昔、テレビのチャンネルを変えるのにも、本体についているツマミをガチャガチャといちいち回していたもの……。これにも“めんどくさがり”が発動し、家族間でなすりつけあい。「チャンネル変えて〜」なんて言葉で、テレビの近くにいる人をコントロールしたものです。
そんななすりつけあいから、言葉でコントロールする必要のない“リモコン”が生まれたんちゃいます? そこからさらに進化を遂げ、現在のリモコンは言葉を使った音声検索で見たいものを探してくれるようにもなりました。
冷たい水でゴシゴシと手洗いするのがめんどくさくて全自動洗濯機が生まれ……。
メッセージを伝えたいけど「わざわざ遠いところまで出向くのはめんどくさいなあ」で、電話が生まれ……。そこからさらに、ダイヤルを回すのがめんどうだからプッシュホン、家でしか使えないのがめんどうだから携帯・スマホへと進化。
掃除機、電子レンジ、エアコン、炊飯器、食洗機……。全部ぜんぶ、この世の中のすべては「めんどくさい」が引き金になって生まれてきたんちゃいます?
だとしたら、「めんどくさい」って精神をきっかけに未来が作られ、そこから進化・発展するんじゃないでしょうか!
だから、大いに「めんどくさい」と思ったらいいのです。
てなわけで、めんどくさがりな私の「めんどくささ」を正当化するめんどくさいお話にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
(『バズろぅ!』ラジオパーソライター・わきたかし)