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Bさん(31歳・女性・愛知県)
お子さん:10歳、11歳の女の子
推し対象:J-POPアーティスト
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――「推し活」をはじめたきっかけは?
【Bさん】 テレビで好きになり、直接会いたくなってライブに行ったのがきっかけで、娘たちと一緒に親子で推し活を楽しんでいます。
――具体的にどんな「推し活」をされていますか?
【Bさん】 親子でライブ参戦したり、東京にあるアーティストの公式ショップや、メンバーが来店したお店を訪れるなどの「推し活巡り」をしたりています。あとは、グッズにあるTシャツを少しアレンジして参戦服を作ったり、推しの顔のフェルトを作ってライブに持って行ったりもしてます!
――「推し活」の毎月の予算は?
【Bさん】 ライブなどがあれば3人分で3万5000円くらい。何もなければ全く使いません。
――「推し活」をはじめて、親子関係に変化はありましたか?
【Bさん】 親子共通の趣味ができて共感し合えるのが良かったです。
長女は、年頃なのか周りの目が少し気になって恥ずかしそうにしていることも。次女はそんなことは全くなく、テレビに推しが出ていると「ママー! テレビ出てる!」とか声をかけてくれて一緒にテレビの前で盛り上がったり、一緒にワイワイ、キャーキャーしてくれます。
――「推し活」をはじめて良かったことは?
【Bさん】 SNSなどを通じて交友関係が広がりました。年齢とか関係なしに推しのことについてずっと語り合えるし、なんでも共感し合えるのが本当に楽しいです! 推し活を通してリア友より仲のいい子に出会えて。家庭環境も似ていて、推し活以外にも家のことなど、リア友よりも相談したりして。リア友以上に推し活の友達の方が連絡取り合ってます(笑)。
あとは、仕事や育児、家の事で嫌なことがあっても「推しのために頑張ろう!」「ライブのために頑張ろう」と思えます! 私にとって推し活は「生活の一部」ですね。
――それでは逆に「推し活」での失敗談があれば教えてください。
【Bさん】 家族を持っているのでハマりすぎないように普段から気をつけています。
夫もおおむね好意的です。ただ、つい家族の許可なしにチケットを取ってしまうと注意されることも。でも最後には、行っておいでって言ってくれます(笑)
家族を持っていると簡単に自由には動けないですからね。推し活できるのも家族のお陰ですね。独身の方をうらやましく思うこともたくさんありますけど、親子で参戦できた時のうれしさ、楽しさには勝てません!
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いかがでしたか? 今回は、「主婦がハマる推し活の魅力」について、リアルな声をお届けしました。お二人とも、仕事や育児、家事と趣味とのバランスを上手にとりながら楽しんでいる姿が印象的でした。
【主婦がハマる「推し活」の魅力】
・推し活や、SNSを通じて、年代を超えた友人関係が広がる
・仕事や家庭で落ち込むことがあっても元気がもらえる
・親子でハマれば、一緒に盛り上がれるかも
(取材・文=中口のり子)