創立135年 神戸最古の女子校『親和女子』 コーラス部は“夏の甲子園”でも歌声披露 2月に定期演奏会 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

創立135年 神戸最古の女子校『親和女子』 コーラス部は“夏の甲子園”でも歌声披露 2月に定期演奏会

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 昨年2022年に創立135年を迎えた、兵庫県神戸市でもっとも古い女子校「親和中学校・親和女子高等学校」(神戸市灘区)。勉強と部活動を両立させる学生も多く、現在では運動部と文化部合わせて30のクラブがあります。中学生と高校生が一緒に活動することも特徴です。なかでもコーラス部は、中学生16人、高校生7人の合計23人で活動しています。

コーラス部の練習風景 中高生が一緒に練習することも(提供:親和中学校・親和女子高等学校)
コーラス部の練習風景 中高生が一緒に練習することも(提供:親和中学校・親和女子高等学校)

 夏のコンクールや冬のアンサンブルコンテストに向けて練習を続けるコーラス部。顧問の麻田健洋(あさだたけひろ)先生は、「中学生から部活を続ける生徒も多くいる。みんな歌が大好きで、やるときはやる子たち」とほほえみます。部長で高校2年生の吉田莉子さんも、中学生のときからコーラス部に所属。もともと歌が好きで、文化祭でコーラス部の歌声を聴いて入部を決めたそうです。

 週に5回の練習では、高校生が中学生に歌を教えることもしばしば。「異なる性格の人たちが集まっているのに、(演奏が)ひとつにまとまるのがおもしろい。自分の声だけを主張するのではなく、響きをひとつにするように心がけている」と吉田さんは話します。

 コーラス部は、2年に1度、夏の全国高校野球選手権大会の開・閉会式で大会歌を担当。2022年8月の第104回大会では、高校生が「栄冠は君に輝く」などを合唱しました。甲子園球場での歌唱も経験した吉田さん。「誰もが立てる場所ではないので緊張した。がんばっている高校球児の姿に元気をもらえた」と、その舞台を振り返ります。

 昨年12月には、地元のラジオ番組で歌唱披露しました。まっすぐで透きとおった歌声と美しいハーモニーは、まさしく日々の練習のたまものです。

ラジオ番組『Clip』パーソナリティ・紅しょうがからの質問に答える、麻田先生と吉田さん(写真:ラジオ関西)
ラジオ番組『Clip』パーソナリティ・紅しょうがからの質問に答える、麻田先生と吉田さん(写真:ラジオ関西)
ラジオ番組『Clip』で歌唱した際の様子 2022年12月27日撮影(写真:ラジオ関
ラジオ番組『Clip』で歌唱した際の様子 2022年12月27日撮影(写真:ラジオ関

 活動の幅を広げる親和女子コーラス部。きたる2月19日(日)には、神戸市立灘区民ホールで定期演奏会を予定しています。

 高校2年生にとっては、この演奏会が最後の舞台。部長の吉田さんも、「中学1年生のころからの集大成。悔いが残らないように、そして後輩にとっても良いステージになるようがんばりたい!」と気合い十分です。定期演奏会では、定番の合唱曲だけではなく、耳なじみのある曲も披露。思わず体を動かしながら聴きたくなりそうです。

定期演奏会「The 54 th Spring Concert」(提供:親和中学校・親和女子高等学校)
定期演奏会「The 54 th Spring Concert」(提供:親和中学校・親和女子高等学校)

(取材・文=岡本莉奈)

◆親和中学校・親和女子高等学校コーラス部定期演奏会「The 54 th Spring Concert」
日付:2023年2月19日(日)
時間:13:30 開場 14:00開演
会場:神戸市立灘区民ホール(兵庫県神戸市灘区岸地通1-1-1)
入場料:無料

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