「平日は基本的に自由。土日に関しては、僕が自由に使える日は月2日まで。(基本は)家族と過ごすというルールになっていて、どうしてもというときだけ妻に承認を得る」(安藤さん)
「家庭内が会社のようになっていて疲れないですか?」という問いかけに対しては、「全然疲れない。むしろストレスがない」ときっぱり答えた。
「識学は数学や物理(のように根拠があり、当てはめができる)」と表現する安藤さんは、この言葉の意味を「人間の環境反応について、どういった環境をどう認識してどう動いているのかを解明しているものなので」と説明した。
田中が投げかけた「言語化されることが嫌だったり、ファジー(曖昧)な状態が日本の文化であったり。逃げができたりする部分があるじゃないですか?」という直球の質問には、このように回答した。
「ファジーにしておきたい理由(その人がどこにどういった恐怖を認識しているのか)を解明していくと、その恐怖が本当にその人にとってのプラスになるのかが分かる。結果的にその人のためになっていないことが明確になったら、それを認識させてあげる」(安藤さん)
かつては、安藤さんも「組織運営は人の心を読み取って動かすもの。だから国語的能力が高い人間が組織を大きくできる」と認識していたが、それだけで牽引し続けることは不可能であることに気づいたという。
「仕組みで成長できるようにしておかないと、上がった気持ちは下がるんです。戦争じゃあるまいし、その一瞬で勝てばいいわけじゃない」(安藤さん)
『識学を広める事で人々の持つ可能性を最大化する』という企業理念をもつ株式会社識学。番組は安藤さんのこのような言葉で締めくくられた。
「1日でも早く『識学』を世の中に広めることで強い会社を増やし、豊かな日本を取り戻すのに少しでも役立てればなと思っています」(安藤さん)